ファミマ、店舗のデジタルサイネージで周辺飲食店の集客効果を検証

・ファミリーマート店内のデジタルサイネージで周辺店舗の広告を放映
・新宿歌舞伎町と松戸駅周辺の店舗で2月に実証実験を実施
・地域密着型マーケティングの新たな手法確立を目指す

テクノロジー その他
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株式会社ゲート・ワンと株式会社ナウキャストは、ファミリーマート店内のデジタルサイネージメディア「FamilyMartVision」を活用し、周辺の飲食店などの集客効果を検証する実証実験を実施すると発表しました。

実験は、2025年2月11日から24日にかけて、新宿歌舞伎町周辺と松戸駅周辺のファミリーマート店舗で行われます。新宿エリアでは「大衆酒場 きたぎん新宿」、松戸エリアでは「Pilates KASANE 松戸店」の広告を放映し、クーポン情報を付加したCMを通じて集客効果を測定します。

FamilyMartVisionは、全国約10,050店舗のファミリーマートに設置された国内最大級のインストア・リテールメディアネットワークです。これまでも地域に根ざした事業者や自治体との連携事例が増えていましたが、今回の実験は同一商圏内の他業種店舗への集客を行う初の取り組みとなります。

ゲート・ワンは、コンビニエンスストアの特性を最大限に活かした地域密着型のマーケティング手法の確立を目指しています。一方、ナウキャストは、クレジットカードの決済データやPOSデータ、位置情報データなどを組み合わせた分析に強みを持っている企業です。データに基づく新規出店の意思決定支援ビジネスに進出しており、出店後の集客や販促活動までのサポート提供に向け、事業の強化を図ろうとしているところでした。

両社は、今回の実証実験を通じて、地域や店舗に根ざしたマーケティングニーズを捉え、ファミリーマートのリテールメディアによる新たな地域密着型の集客手法を確立することを目指しています。さらに、地域コミュニティや商業の活性化にも貢献したいとしています。

本取り組みは、コンビニエンスストアの持つ地域特性を活かし、商圏全体の活性化に寄与する可能性を検証するものです。今後、実証実験の結果が、新たな地域密着型マーケティングの展開につながるか注目されます。

《Commerce Innovation編集部》

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