ファミマオンライン、富士通の新デジタルコマース基盤で受注額1.5倍を達成

・ファミリーマートが富士通のヘッドレスコマース基盤「Unified Commerce」を導入し、ECサイト「ファミマオンライン」を2025年3月6日に開始
・開始以降の3月から5月の受注金額が前年同月比1.5倍、サイトアクセス数も前年同月比18倍と大幅な成長を記録
・フロントエンドとバックエンドを分離したヘッドレス構造により、新たなタッチポイントへの迅速な対応が可能

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ファミマオンライン、富士通の新デジタルコマース基盤で受注額1.5倍を達成
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株式会社ファミリーマートは、富士通株式会社が提供するヘッドレスコマース構造を採用したデジタルコマース基盤「Unified Commerce」を導入して、ECサイト「ファミマオンライン」を開始した成果を発表しました。2025年3月6日の開始から5月まで、受注金額は前年同月比1.5倍、サイトアクセス数も前年同月比18倍という大幅な成長を記録しています。

「ファミマオンライン」は、従来のオンラインサービスを統合し刷新したECサイトです。限定グッズやご当地グルメのほか、「コンビニエンスウェア」では、これまで店頭にはなかった衣料品のサイズを取り扱うなど、豊富な品揃えとファミリーマートならでは購買体験を提供しています。

本システム構築において、富士通のデジタルコマース基盤「Unified Commerce」を導入することで、既存システムを大きく変更することなく短納期でECサイトを刷新し、顧客のニーズに合わせた機能追加や新しいタッチポイントへ迅速かつ柔軟に対応できるようになりました。

ファミリーマートは、店舗内のデジタルサイネージ「FamilyMartVision」や会員数2,500万ダウンロードを突破したアプリ「ファミペイ」を基盤とした「カスタマーリンクプラットフォーム」を2023年に構築し、新たな顧客体験価値を提供してきました。店舗、EC、ファミペイアプリなど顧客との接点が多様化する中で、既存のバックエンドシステムの連携と最適化が課題となっていたことから、新たなコマース基盤の導入に至りました。

「Unified Commerce」の特長は、フロントエンドと バックエンドを分離し、それぞれが独立したヘッドレスコマース構造を採用することで、新たなタッチポイントへ対応する場合も、基幹となる業務ロジックへの影響を最小限に抑えることを可能にした点です。

デジタルコマース構築の実績が豊富な富士通のソリューションエンジニアチームと、ファミリーマートの業務やシステムに精通したアカウントチームが協働して、事業成長に合わせた最適化が可能なプラットフォームが実現しました。

ファミマオンラインは、様々なタッチポイントの連携および統合を進め、ファミペイアプリ上からオンラインサイトへの遷移をスムーズにすることで、利便性を高めていく予定です。同社は食品ロス削減に向けた取り組みを推進しており、今後はクリスマスケーキのような季節商品でオンライン予約を推奨する方針です。

約16,300店舗の店舗網を活用して、ファミリーマートならではの商品をはじめ、人気キャラクターとのコラボレーション商品なども展開していき、顧客の買い物体験の価値向上につなげるとしています。

《Commerce Innovation編集部》

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