セブン-イレブンが北海道での課題解決プロジェクトを共創するパートナー企業を募集、地域特性活かした価値創出へ

・セブン-イレブンとeiicon運営のAUBAが北海道での地域課題解決を目指す共創プロジェクトを開始
・便利な買物の再設計、個別価値創出、地域経済活性化の3テーマでパートナー企業を募集
・全道約1,000店舗のネットワークと商品開発力を活用した実証実験が可能

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セブン-イレブンが北海道での課題解決プロジェクトを共創するパートナー企業を募集、地域特性活かした価値創出へ

株式会社eiicon(エイコン)が運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」は、株式会社セブン-イレブン・ジャパンと連携し、北海道での地域課題解決を目指す共創プロジェクトのパートナー企業募集を開始しました。応募期間は2025年7月1日から8月20日までとなっています。

本プロジェクトは、北海道ならではの価値観・文化に寄り添い、共創によって未来につながる新たな価値創出を目指すものです。2024年に実施された「SEVEN-ELEVEN JAPAN INNOVATION PROGRAM 2024」に続く取り組みとなります。

募集テーマは3つの軸で構成されています。第1のテーマ「北海道の暮らしにあった便利な買物の再設計」では、高齢者の買物困難への対応や降雪期の配送課題解決などを想定。第2の「エリア多様性を起点とした個別価値の創出」では、地域の味とストーリーを活かした商品開発や観光客と地元住民をつなぐ体験型コンテンツの提供などが例示されています。第3の「人のつながりが生む地域経済の活性化」では、地域の未利用資源の商品化やコンビニを拠点とした地域コミュニティ・ハブの再設計などが挙げられています。

セブン-イレブンは本プロジェクトにおいて、全道約1,000店舗の店舗ネットワーク、7NOW配達サービスやセブン銀行ATMなどの多様なサービス、地区開発チームによる地域限定商品の開発力、地域に根差したオーナーとの連携体制などのリソースを提供します。これらを活用し、地域特性に合わせた実証実験から事業化まで幅広い支援を行う予定です。

応募資格は自社でプロダクトまたは技術を保有し、法人登記がなされていることで、北海道に限定されません。選考を経て2025年10月31日までに全応募者に結果を通知し、採用企業と事業化に向けた共創案のディスカッションを進める計画です。

小売業界では地域密着型サービスの重要性が高まる中、コンビニエンスストアの新たな役割として地域課題解決への貢献が注目されています。本プロジェクトは、全国展開する小売チェーンと地域特性を理解したパートナー企業との連携により、持続可能な地域経済モデルの構築を目指す先進的な取り組みとして業界の動向を左右する可能性があります。

応募概要

  • 応募受付期間:2025年7月1日~8月20日
    (7月18日までに応募した企業には選考前の面談・ブラッシュアップを行う可能性あり)

  • 応募資格:
    自社でプロダクトまたは技術を保有していること
    法人登記がなされていること(北海道に限らず)

  • 本プログラムの詳細・応募ページ:https://auba.eiicon.net/projects/43374

《Commerce Innovation編集部》

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