ヤマト運輸、宅急便に6月10日より「置き配」サービス追加

・宅急便に「置き配」オプション追加
・再配達率削減を目指す物流革新
・クロネコメンバーズ登録で利用可能

企業 経営戦略
ヤマト運輸、宅急便に6月10日より「置き配」サービス追加
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ヤマト運輸株式会社は、2024年6月10日より、「宅急便」「宅急便コンパクト」に「置き配」の受け取り方法を追加することを発表しました。「置き配」は、「クロネコメンバーズ」の会員向けサービスとして提供します。

本サービスは、「クール宅急便」「宅急便着払い」「宅急便コレクト」には、対応しません。また、荷物の発送者との契約内容により、「置き配」が選択できない場合もあります。指定可能な場所は、クロネコメンバーズの各種通知画面から変更可能で、配達完了後は写真で状況を確認できます。

ヤマト運輸は、2020年6月に発表したEC事業者向け配送商品「EAZY」を通じて、「置き配」に対応してきました。同社が取り扱う年間約23億個の宅配便のうち約5億個が「EAZY」となった現状を受けて、「宅急便」「宅急便コンパクト」にも「置き配」の選択肢を追加することになりました。

国内EC市場は2022年度に約22.7兆円に達し、宅配便取扱個数も約50億個に増加。再配達率も2023年10月で約11.1%に上っており、政府は2024年度に再配達率を6%へ削減する目標を掲げています。ヤマト運輸は、本取り組みにより、再配達の削減、物流の効率化、温室効果ガス排出量の削減に貢献し、持続可能な物流を目指すとしています。顧客満足度の向上とともに、政府が掲げる再配達率の削減目標達成に向けて業界全体を推進するきっかけとなるでしょう。

《Commerce Innovation編集部》