ローソン、従業員名札の表示内容と身だしなみ規定を見直し 

・名札表示内容の見直し
・身だしなみ規定の改訂
・プライバシー保護と多様性尊重

企業 経営戦略
ローソン、従業員名札の表示内容と身だしなみ規定を見直し 

株式会社ローソンは、店舗従業員が安心して働ける環境を整備するため、2024年6月4日から名札の表示内容と身だしなみに関する規定を改訂することを発表しました。

近年、カスタマーハラスメントなどの問題に対して、従業員が安心して働ける環境づくりが求められています。これまでローソンでは、基本的に店舗従業員の名札には実名の苗字を記載していました。しかし、プライバシー保護の観点から、今後は店舗の判断で「役職+任意のアルファベットまたはイニシャル」での表記が可能となります。なお、顔写真は2020年1月から掲載していません。

また、ローソンは従業員の多様化を受け、身だしなみに関するマニュアルの見直しも実施。特に、宗教上の理由から頭髪を覆う布類の着用を認めるルールを追加しました。今後は宗教的な理由で特定の服装を必要とする従業員も、希望するスタイルで働くことができるようになります。

ローソンは、グループ理念「私たちは”みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」のもと、誰もが働きやすい環境整備を推進していく方針です。今回の改訂は、その一環として従業員のプライバシー保護と多様性の尊重を強化するものです。ローソンの取り組みが他の企業にも影響を与え、店舗従業員にとって安全で働きやすい環境を整える動きが広がっていくことが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》