EC事業者向けAI接客支援でコマースメディアとChannel Corporationが提携

・コマースメディアとChannel Corporationが2025年7月にパートナーシップを締結し、AI接客サービスの導入・運用支援を強化
・EC業界でAI接客の導入ハードルや運用課題が共通の問題となっている現状を受けた戦略的提携
・人とAIの協働による新しい接客スタンダードの確立を目指し、企画から成果分析までワンストップで支援

企業 資金調達/M&A/提携
EC事業者向けAI接客支援でコマースメディアとChannel Corporationが提携

コマースメディア株式会社は、Channel Corporationと2025年7月にパートナーシップを締結したと発表しました。

現在のEC業界では、AI接客技術の普及により顧客との対話が従来の定型回答から新たな提案や寄り添った対応へと進化しています。一方、実際の現場では「AI接客の導入にハードルを感じている」「うまく活用できず成果につながっていない」「導入・活用イメージが湧かない」という声が多く、導入と成果のギャップ、運用ハードルの高さが業界共通の課題となっています。

こうした背景を受け、ECの総合支援を手がけるコマースメディアと、AI接客の進化を牽引し続けるChannel Talkは、スピード感のある導入や運用、AI接客体験のさらなる向上を共に実現すべく、本パートナーシップを締結しました。

本提携により、コマースメディアのサービスを利用する事業者に対して、Channel Talkの検証から導入、実際の運用まで支援します。紹介を通じた導入に限り、特別料金での案内。また、Channel Corporation担当者からの直接的なサポート体制も構築します。

両社は連携を通じて、事業者がユーザーに対してより良い接客体験を提供できるようにし、ユーザーにとってはスムーズな問題解決や購入体験の提供ができるような体制構築を行い、双方からEC事業のさらなる発展に貢献していく方針です。

コマースメディア代表の井澤氏は「問い合わせがしづらいというだけで、購入をあきらめてしまうお客様は少なくありません。だからこそ、気軽に聞けて、すぐに答えが返ってくる環境づくりは、ECにおいて非常に大切な接客のひとつだと考えています」とコメント。AIを無機質な自動応答システムではなく、顧客対応に参加する“チームの一員”として認識する必要があるという考えを述べています。

Channel Corporation代表の玉川氏は「現場のEC事業者さまからは『AIの導入ハードルが高い』、『成果を実感するまで時間がかかる』といった声が多く聞かれます」と現状を分析。「専門家による伴走、運用に最適化されたワークフロー、人とAIが自然に協働する仕組みが不可欠」と強調しています。

両社は今回の戦略的パートナーシップが、日本のEC市場における新しい接客スタンダードを提示すると確信しており、対話が生み出す成長をすべてのパートナーと共に実現していく考えです。

《Commerce Innovation編集部》

関連タグ

特集