スマートシェア株式会社は、同社が提供するSNSマーケティングツール「OWNLY」に搭載されているマイレージ機能に関する技術について、特許を取得したと発表しました。
取得した特許は「情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム」(特許第7618176号)で、2025年1月10日付で登録されました。この特許技術では、ユーザーごとに複数種類のポイントと複数種類のキャンペーンの対応関係を記録することが可能となり、ユーザーからの応募に対して設定に応じて即時判定と後日判定の両方に対応できる仕組みを実現しています。
OWNLYは現在、940ブランド以上の導入実績と26,000件以上の施策実施数を誇るSNSマーケティングプラットフォームです。X(旧Twitter)、Instagram、LINEを横断したキャンペーン実施が可能で、UGC(口コミ投稿)の収集数は3,100万件以上に達しています。同サービスでは、様々な形態のSNSキャンペーンを一括管理し、ユーザーの参加状況を一元的に把握することができます。
今回の特許取得について同社は、SNSを活用したマーケティングが商品認知や市場拡大、顧客誘引のために必須となる中で、クライアントのニーズに応えるべくOWNLYの機能改善に努めてきた成果だと説明しています。特許取得は、自動判定処理とマイレージ管理の仕組みにおける技術的独自性が評価された結果で、サービスの優位性を証明するものとなります。
同社では今後、この特許技術を起点として、メーカー事業者に対するマーケティング支援の強化を図る方針です。複数SNSを横断した購買・行動データの活用を通じて、ロイヤルユーザーの育成やリピーター創出を可能にするとともに、消費者の購買体験の高度化も目指します。参加するだけでポイントが貯まり、商品との出会いが増えるなど、「楽しさ」と「お得さ」が両立する購買導線の提供を計画しています。
SNSマーケティング市場では、単なる情報発信手段から商品認知の拡大からファン化・購買促進までを担う重要な顧客接点へと進化が続いています。同社は今回の特許取得を機に、マーケティング領域におけるDXを推進し、企業と顧客の関係性をより豊かにする「消費の喜び」が生まれるSNS体験の創出に貢献していく考えです。