ZETAがリテールメディア広告エンジン「ZETA AD」の特許を正式取得

・ZETAがリテールメディア広告エンジン「ZETA AD」の特許を正式取得
・ユーザーの検索行動や購買履歴に基づき最適なクーポンを表示する技術
・クッキー規制強化の中、新たなデジタル広告手法として注目を集める

テクノロジー その他
ZETAがリテールメディア広告エンジン「ZETA AD」の特許を正式取得

ZETA株式会社は、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」の提供技術に関する特許を取得したことを発表しました。この特許は、ユーザーの検索ボックスへの入力や過去の購買履歴に基づき、最適なタイミングで関連性の高いクーポンを表示する「ZETA AD」の機能に関するものです。

発明の名称としては、「広告出力装置、広告出力方法、およびプログラム」となっており、ユーザーの検索行動や購買パターンを解析することで、パーソナライズされたクーポンの提供を実現する技術です。登録日は2024年12月12日で、特許番号は第7603267号となります。

クッキー規制の強化により、リテールメディア広告が注目を集めるようになりました。リテールメディア広告は検索クエリと連動して広告を表示する仕組みで、ブランド企業やメーカーにとっては効果的なプロモーションが可能となり、ユーザーにとってはニーズに合った広告が表示されることで、快適にオンラインショッピングを楽しむことができます。

ZETAは長年の検索エンジンや商品レコメンドサービスの提供実績をもとに、リテールメディア広告の可能性を早期に見極め、効果的な検索連動型広告エンジンの開発に取り組んできました。その結果、独自の検索ロジックとユーザー行動履歴を活用してパーソナライズされた広告を表示する「ZETA AD」を開発し、この広告エンジン技術により今回の特許取得に至りました。

「ZETA AD」は、ユーザーと関連性の高い広告を提供することにより快適なショッピング体験を実現すると同時に、ブランド企業やメーカーが購入意欲の高いユーザーに効率的にアプローチすることを実現するため、需要に基づいた売上の増加に貢献するサービスです。

ZETAは、既存のリテール企業やブランド企業との連携を強化し、この特許技術を活用することでEC市場のさらなる拡大に寄与していく方針です。同社は今後もAIなどを活用したデータ解析の強みを活かし、ユーザーおよびECサイト運営企業に有益なサービスを提供していくとしています。特許取得を弾みに、さらなる機能開発を進めていくことが期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

関連タグ

特集