年代・男女別で見るネット通販の支払い方法、20代はID決済利用が顕著に

・全年代・男女ともにクレジットカード・デビットカードが最も多く利用されている
・20代・30代ではID決済やキャリア決済の利用が他世代より多い傾向
・60代以上ではコンビニ払いや銀行振込など現金系決済を選ぶ層も一定数存在

市場 消費動向
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店舗経営支援メディア「OREND(オレンド)」を運営するステップ・アラウンド株式会社は、全国のネットショッピング利用者を対象に、年代および男女別の支払い方法に関する調査を実施しました。調査対象は20代から60代以上までの男女933人で、2025年10月にインターネット調査として行われました。

調査の結果、全年代・男女ともにクレジットカード・デビットカードが最も多く利用されていることが明らかになりました。ネットショッピングにおいては依然としてクレジットカードが主流の決済手段として定着しています。

一方で、世代による違いも見られました。20代ではID決済(PayPayなど)やキャリア決済の利用がやや多い結果となりました。スマートフォンを中心に買い物を行う層が多く、アプリ内で完結する支払いの手軽さを評価する人が多いとみられます。

男性の傾向を見ると、20代・30代男性ではクレジットカードが中心ですが、ID決済の利用が他の年代よりやや多い傾向があります。スマートフォンを使った支払いに抵抗が少なく、日常的な買い物においてID決済を取り入れている人が一定数存在します。

40代から60代の男性では、クレジットカード・デビットカードの利用率が最も高く、主要な支払い手段として定着しています。この世代ではオンライン決済に慣れた利用者が多く、安定した購買行動の中でカード払いを選ぶ傾向があるようです。

60代男性ではクレジットカードの利用が多い一方で、コンビニ払いや銀行振込を利用する人も少なくなく、支払い内容を確認できる安心感を重視する傾向がうかがえます。

女性についても、すべての年代でクレジットカード・デビットカードの利用が最も多いことが確認されました。20代・30代女性では、クレジットカードに加えてID決済の利用が一定程度見られます。スマートフォンを活用する人が多く、ポイント還元やアプリ連携を便利と感じる層が一部にあると考えられます。

40代・50代女性はクレジットカードを主に利用しつつ、場合によってID決済を使い分ける傾向があります。一方で、60代女性ではクレジットカードが中心ながら、コンビニ払いや代金引換を選ぶ人も一定数存在し、支払いを自分で確認できる点に安心感を持つ傾向があると推察されます。

総じて、ネットショッピングにおける支払い手段は「クレジットカードを中心に、ID決済や現金系決済が補完的に利用される構造」となっており、世代や生活習慣に応じた選択の幅が広がっていることが確認されました。

《AIbot》

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