グローバルコマースプラットフォームを提供するShopify Japan株式会社は2026年2月25日、エージェントコマースの急速な進展を示す最新データを発表しました。
2025年1月から2026年1月までの1年間で、AI検索経由の注文数はグローバルで前年比15倍に増加し、消費者の商品発見から購買に至るプロセスが、従来の検索や比較中心から対話型AIを起点としたあり方に構造的に変化していることが明らかになりました。
日本市場においても、AI活用による購買体験の受容が急速に進行中です。直近のブラックフライデーおよびサイバーマンデー(BFCM)から年末商戦期にかけてのピークセール期間について、日本の消費者の51%が「商品やお得情報の発見にAIを活用する予定」と回答。これは、AIを活用した購買体験の受容が進み、よりテクノロジー志向の購買行動へ移行している状況を示しています。
コマースがより自律的かつAI主導の体験へと進化する中、ShopifyはChatGPT、Microsoft Copilot、Google AIモード、Geminiなど主要なAIプラットフォームとの連携を拡大しています。対話型インターフェース内で購入を完了できる環境の構築を進めており、現在は米国の一部加盟店において試験導入されています。AIが商品発見にとどまらず、安全で一貫したエンドツーエンドの取引へと役割を広げつつあります。
販売事業者側でもAI活用は急速に進んでいます。2025年にShopifyが実施した調査では、日本のShopify加盟店の92%が事業運営にAIを統合していると回答しており、APAC地域でも特に高い水準です。
一方で、AIツールの導入だけでは十分ではありません。今後、商品発見や購買の意思決定をはじめ、エージェントコマースが大規模言語モデル上で行われる比重が高まる中、ブランドにはこの成長機会を捉えるための適切なツールとテクノロジーを備え、可視性・信頼性・取引可能性を維持するための基盤整備が求められます。

