東芝テック、Retail AI開発のセルフレジ機能付きスマートカートを販売開始

・東芝テックが2025年1月31日からSkip Cart®の販売を開始
・ELERAとの連携で既存店舗システムとスムーズに接続可能
・AIレコメンド機能搭載で付加価値の高い買い物体験を提供

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東芝テック、Retail AI開発のセルフレジ機能付きスマートカートを販売開始

東芝テック株式会社は、2025年1月31日より、セルフレジ機能を搭載したスマートカートシステム「Skip Cart®(スキップカート)」の販売を開始すると発表しました。

このカートシステムは、株式会社Retail AIが開発したもので、東芝テックのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA®」と連携することで、既存の店舗システムとスムーズに接続できる点が特徴です。

Skip Cart®は、ショッピングカートにセルフレジ機能を搭載することで、レジ待ちのストレスを解消し、スムーズな会計を実現するツールです。2024年12月末時点で、すでに252店舗、20,985台が稼働しており、小売業界の人手不足対策として注目を集めています。

システムの主な特長として、 ELERA®を通じた既存システムとのスムーズな連携のほか、 買い物客のレジ待ち時間短縮と従業員のレジ業務軽減、 AIを活用した商品レコメンド機能による付加価値の高い買い物体験の提供が挙げられます。

AIレコメンドは、カートに入れた商品や購買履歴に基づいて最適化されたおすすめ商品をリアルタイムで提案する機能です。これにより、パーソナライズされた買い物体験を消費者に提供することが可能となります。

東芝テックは、Retail AIとの共同プロジェクトを2022年9月に開始しており、今回のSkip Cart®販売開始により、小売業が抱える課題解決と消費者への新たな購買体験提供を目指しています。

なお、Skip Cart®は2025年2月に幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー2025」、および同年3月に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2025」の東芝テックブースに出展される予定です。

東芝テックは、世界の流通イノベーションにおいて中心的役割を果たす「グローバルトップのソリューションパートナー」を目指し、戦略パートナーとの共創やELERA®の開発を推進しています。今後も、Retail AIとの共同プロジェクトを通じて、小売業界の課題解決と消費者体験の向上に取り組んでいくとしており、さらなる進化が期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

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