博報堂株式会社、株式会社True Data、株式会社DearOneの3社は、リテールデータ、リテールメディア、リテールアプリの統合により顧客体験を向上するソリューション「Dual CX Loop for Retail™」の提供を開始すると発表しました。
本ソリューションは、「CXオーケストレーション」をキーワードに、各社の強みを統合した企画、開発連携、サービス提供、運用を実現します。博報堂の「生活者にとって日々の買い物が楽しくなる機能やコンテンツの企画」、DearOneの「生活者ニーズに合わせたアプリ開発・実装&リテールアプリメディア立ち上げ」、True Dataの「データ駆動型マーケティング」を軸に、生活者のアプリ利用や来店促進、顧客ロイヤリティ向上につなげることで、顧客体験向上をワンストップで支援します。
アプリをはじめ様々な顧客接点を通じて生成されるデータを統合マーケティング基盤上で分析することにより生活者の解像度が向上し、次の顧客体験改善に繋がるループを継続的に実現できます。これにより、体験設計と生活者理解が連動し、リテール企業は店頭のみでは伝えることができない便利でお得な情報を必要としている生活者へ届けること、メーカー企業は店頭の売場のみでは伝えることができないブランドの便益を生活者へ届けることが可能になり、双方にとっての顧客体験向上を同時に実現します。
アプリは「コマース」「コンテンツ」「リテールメディア」の3要素を効果的に結び付け、リテールビジネス全体を成長させる重要な役割を果たしています。実際に近年、日本国内の多くの企業が、顧客体験向上を目的とした公式アプリを用いた施策に注力。アプリを通じて生活者との接点を強化し、よりパーソナライズされた体験を提供することを目指しています。
一方で、リテールアプリ利用に関する生活者利用調査によると、「ポイントを貯める/使う」と「クーポン利用」が約90%となっており、様々な機能をアプリに搭載していてもそれが顧客体験向上に貢献していない、利用されていないというケースも少なくありません。
本ソリューションでは、データ分析、ターゲティングから販促施策の実施、効果検証までワンストップで支援します。アプリ会員の購買データからTrue Dataのリテールデータ活用プラットフォーム「Shopping Scan Platform」にて顧客タイプごとの購買特徴や嗜好性を明確にし、アプリ会員のニーズにマッチした情報配信を図ることにより、クーポン開封率や決済、ポイントの利用率を高めアプリの利用や来店促進、顧客ロイヤリティの向上を図ります。


「Dual CX Loop for Retail™」は、顧客ロイヤリティの向上や来店促進に寄与するとともに、メーカーとリテール企業双方にとって新たな価値創出の機会となるでしょう。