東芝テック株式会社と東芝データ株式会社は、株式会社電通と共同で「リワードキャンペーンに関する消費者受容実証プログラム」を2025年2月17日より開始すると発表しました。このプログラムは、電子レシートサービス「スマートレシート®」とレシート読み取り家計簿「レシートスキャン」を活用し、消費者の購買行動や広告効果を詳細に分析することを目的としています。
本プログラムの一環として、対象商品の購入やアンケートに回答した消費者にスマートレシートのポイントを付与するキャンペーンも実施。「対象のレシートをスマホで撮って送るだけ!デジタルギフトプレゼント」として、東京都23区を対象に、ウェブサイトやスマートレシート内で広告を配信します。
近年、消費者の生活行動や購買動機の多様化が進み、メーカーの広告・販促活動も複雑化しています。東芝テックと東芝データは、本プログラムを通じてメーカーの広告・販促の効率を最大化し、消費者に最適な買い物体験を提供するサービスの実現を目指しています。
プログラムでは、スマートレシートやレシートスキャンを通じて、対象商品の購買有無や購買動機、キャンペーン前後の購買傾向などを計測します。これにより、広告による商品の訴求力を高めるとともに、消費者の興味関心・購買意欲の変化などの理解を深め、最適な情報を消費者に届けることによる広告・販促活動の効率化を目指します。
東芝テックは本プログラムの企画と実施、およびスマートレシートのプラットフォーム提供と購買データ分析を担当し、東芝データはレシートスキャンのプラットフォーム提供と購買データ分析を担当。電通は本プログラムの企画と実施を支援します。
両社は電通とともに、今後もこのプログラムを通じてリテールメディアを推進し、消費者理解をより深めるとともに流通・小売業界、メーカー、そして消費者に向けて新たな価値を創造していく方針です。また、今後は賛同するメーカーや流通・小売業者、パートナーなどを拡大し、社会課題の解決やより付加価値の高いサービスの提供を目指すとしています。
本プログラムは、今後さらなる普及が予測される電子レシート技術を活用して消費者行動をより深く理解し、効果的な広告・販促活動を実現する取り組みとして、実証の結果が注目されます。