TOPPAN株式会社とAVITA株式会社は、AIを活用したファッションモデルの制作と接客機能を組み合わせた新サービス「AIファッションモデルプロモーション&接客 DXソリューション」を2025年1月28日から提供開始しました。
新サービスは、実在モデルの身体に生成AIで作成した顔を合成することで、ブランドイメージに合わせた多様なアバターモデルを短期間で制作できるのが特徴です。静止画は最短翌日、動画は最短3営業日での納品が可能となり、ファッション業界の短いサイクルに対応します。

制作されたAIファッションモデルは、広告やカタログ、SNS投稿コンテンツ、ライブ配信など、様々なプロモーション目的で自由に活用可能です。二次利用も無料で、利用に関する手続きの煩雑さや契約トラブルを防げます。
さらに、AVITAのアバター接客サービス「AVACOM」の活用により、店頭やECサイトでの顧客にも対応。従業員がAIファッションモデルを遠隔操作し、リアルタイムで会話をしたり、顧客の要望に合わせて服を着せ替えたりすることで、個人に合わせたおすすめ商品の紹介などが行えます。
本サービスは、ファッション・アパレル小売を展開する株式会社あかのれんに2024年10月より先行採用されました。TOPPANとAVITAは、2025年末までに20社の導入を目標に掲げています。
TOPPANは顧客体験設計の知識・ノウハウを活かし、企画設計から撮影・編集・コンテンツ制作まで全体の運営を担当します。一方、AVITAはアバターや生成AI技術・ノウハウ、アバター接客サービス「AVACOM」を活用し、AIファッションモデルの合成編集を提供します。
本サービスにより、ファッション業界での販促コンテンツ制作の効率化と、顧客とのコミュニケーション向上が期待されます。AIと実在モデル、接客を組み合わせた新しいアプローチが、ファッション業界のデジタル化をさらに加速させていきそうです。