ファミマ、広告配信機能付き清掃ロボットを1,100店舗に導入 売上150%アップに貢献

・ファミリーマート1,100店舗への清掃ロボット導入で業務効率化を実現
・広告配信機能により該当商品の売上が約150%向上という成果を達成
・AI技術とIoTを融合した先進技術で小売業界の課題解決に貢献

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ファミマ、広告配信機能付き清掃ロボットを1,100店舗に導入 売上150%アップに貢献

株式会社アイウィズロボティクスは、同社が開発した販促機能搭載の室内業務用清掃ロボット「J30S」が、6月末時点でコンビニエンスストア「ファミリーマート」約1,100店舗に導入される見込みだと発表しました。また、導入店舗で売上150%向上の成果が得られたことも明らかにしています。

「J30S」は、販促用の陳列棚およびタブレットを活用した広告配信機能が搭載されたロボットです。店内の清掃を行いながら広告を配信することにより、導入店舗での売上向上を図ることが可能となります。

広告配信機能を活用している店舗では、定量的および定性的な効果を定期的に確認しています。タブレットによる広告配信が顧客への商品提案力を高め、ロボット未導入店舗と比較すると、該当商品の売上が約150%向上したという成果が得られました。販売促進においても、大きな効果を上げていると評価されています。

同社は今後、業務用清掃ロボットと広告配信機能を組み合わせた形での提案を行うとともに、さらにAIカメラの装着による機能強化を図り、より多くの店舗での導入を目指していくとしています。

アイウィズロボティクスは、AIとIoTを融合した先進技術を基盤に、「人間生活」「社会インフラ」「ビジネス領域」における効率性の向上と品質の改善を目指すソリューション事業を展開している企業です。業務用掃除ロボットやサービスロボットの研究開発・販売・メンテナンスを通じて、さまざまな業界の課題解決に貢献しています。

小売業界では人手不足や業務効率化が喫緊の課題となっており、清掃業務の自動化と販促機能を兼ね備えたロボットは、業務効率化と顧客満足度および売上向上をもたらす新たなソリューションとして注目を集めています。今回の成果は、小売業界全体でのロボット活用拡大に向けた重要な事例となりそうです。

《Commerce Innovation編集部》

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