株式会社メッシュウェルは、丸紅株式会社が展開するデジタルファッションモール「WEAR GO LAND」の期間限定実証実験において、コーディネート相談サービスを提供することを発表しました。実証は4月6日から4月21日まで行われ、国内外からアクセス可能です。
「WEAR GO LAND」は、ファッションに特化したメタバース空間で、ブランドエリアやランウェイエリアなどで構成されています。メッシュウェルが担当するのは、メタバース空間でコーディネート相談サービスを提供し、ストアとフリーランス販売員のニーズをつなぐとともに、消費者の買い物体験の豊かさを追求する実証です。
近年、小売店舗の人材不足が問題となっていますが、フリーランス販売員は増加傾向です。メッシュウェルは、販売員と店舗のニーズをマッチングする小売販売領域に特化したプラットフォーム「MESHWell」を提供しており、結婚や出産で離職した主婦層や転職した元販売員の副業など7,300名が登録しています。
消費者は、多様なライフスタイルや趣味趣向に合わせたファッションを求めています。しかし、リアル店舗への訪問が難しい場合もあり、仕事や育児の後に店舗営業時間外でも相談できるオンラインサービスへの需要が高まっています。
本実証の目的のひとつは、「WEAR GO LAND」での体験がブランドエンゲージメントに与える影響を調べることです。また、顧客へのアプローチ方法に課題を抱えるブランドと、洋服を購入する際に試着などの課題感を感じているユーザーの双方の課題解決方法となり得るか、についても検証する予定です。
本取り組みでは、販売員の活動機会増加、小売店の販売機会ロス削減、顧客の買い物体験の向上が期待されています。メタバースやXRなどの技術を活用した販売員の新しい働き方の可能性が広がることで、三者の課題を解消した販売スタイルへと近づきそうです。
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