株式会社TimeTreeは、同社が提供するカレンダーシェアアプリ「TimeTree」において、株式会社くふうカンパニーが運営するチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」と連携し、都内約3000のスーパーやドラッグストアの公開カレンダーを提供開始しました。
今回の連携により、小売店は自社のセール情報やチラシをTimeTreeの公開カレンダー機能を通じて効率的に顧客へ届けることが可能になります。ユーザーは自身のスマートフォンの位置情報と連携することで、近隣店舗の公開カレンダーを検索・フォローでき、いつでもチラシ情報をTimeTree上で手軽に確認できるようになります。
「近くのお店を探す」機能は、TimeTreeのアプリ内の「おすすめの公開カレンダー」から、位置情報を連携して近所のお店をフォローするだけで利用可能です。フォローした店舗のチラシ情報は無料で閲覧できるため、小売店にとっては新たな顧客接点の創出につながります。
連携開始時点での対応店舗は都内のスーパーやドラッグストアに限られていますが、TimeTree社は今後、東京以外の地域やホームセンター・家電量販店といった他業態への連携拡大も検討しています。
くふうカンパニーのシニアプランナー木原宏樹氏は「この取り組みにより、『TimeTree』をご利用いただいている皆さまに、日常的に訪れるスーパーマーケットやドラッグストアのチラシをお届けできるようになりました」と述べ、「新しいかたちで、日々の暮らしにちょっとした楽しさやワクワクをお届けできれば幸いです」とコメントしています。
「トクバイ」は2013年に開始された、食品スーパーをはじめとする小売店のチラシ・買い物情報を掲載するサービスです。現在約70,000店舗の情報を提供し、月間1,600万人以上に利用されています。一方、「TimeTree公開カレンダー」は、カレンダー形式でイベント情報を発信・フォローできるプラットフォームとして機能しています。
今回の連携は、紙のチラシからデジタル媒体への移行が進む小売業界において、新たな販促チャネルとして注目されます。特に若年層を中心に紙媒体離れが進む中、カレンダーアプリという日常的に利用されるプラットフォームを活用した情報発信は、小売店の集客戦略の多様化に貢献するでしょう。今後は地域密着型の小売店にとっても、こうしたデジタルツールを活用した効率的な販促活動が重要性を増していくと考えられます。