株式会社ゲオホールディングスにおいて、リユースの高級時計やバッグ・貴金属を専門に取り扱う株式会社OKURAが、セレクトヴィンテージアイテムを取り扱う新事業「VALEUR(ヴァルール)」を始動しました。2025年春には、表参道に直営店をオープンし、グループ事業との接点が少なかった新たな顧客層とのタッチポイントを創成していきます。
「VALEUR」では、ファッション感度の高い大人の女性をターゲットとし、「由緒ある価値を日常に」をテーマに、時を超えて愛され続ける洗練されたセレクトヴィンテージアイテムを提案します。
OKURAの真贋技術や時計メンテナンス技術、商品調達網を活かし、「Cartier」「HERMES」「CHANEL」「ROLEX」などのブランドを中心に、時計、バッグ、ジュエリーといった厳選されたウィメンズのヴィンテージアイテムを販売します。
商品の販売だけでなくアフターケアも行い、ヴィンテージウォッチには購入後12カ月の保証期間も設定。直営店オープンに先駆けてオンラインストアをオープンし、高級セレクトショップとのPOPUPイベントも計画しています。
ゲオグループは、リユース事業を中心に拡大し、2019年にラグジュアリーリユース専門のOKURAをグループに迎えました。現在、一次市場においてラグジュアリーブランド商品の価格上昇やリユースショップの増加、フリマアプリの普及により中古品売買が一般的になっています。
ラグジュアリーブランドアイテムのヴィンテージ需要も高まっており、市場環境の変化を新たな事業拡大の機会と捉え、アパレル企業の経験者を起用したチームを発足。「VALEUR」は、店舗やアパレルの企画・生産からブランドコンサルティングまでを行う株式会社aiaioh監修のもと、立ち上げられました。
株式会社OKURAの営業企画課に所属する伊藤新悟氏は、「商品の販売のみにとどまらず、アフターケアに対応するなど、ヴィンテージアイテムを通じてお客さまとの密接な関係を構築していくことを目指します」と述べています。今後はメンズアイテムの取り扱いも計画しているとのことです。

ゲオグループの「VALEUR」事業立ち上げは、ラグジュアリーリユース市場の拡大に対応するとともに、ファッション感度の高い消費者層をターゲットにした新たなビジネスの開拓を示しています。OKURAの技術と経験を活かしたサービスは、消費者に高い満足度を提供するでしょう。