UUUM株式会社は、日本で2025年夏から秋頃に提供開始予定のTikTok内EC機能「TikTok Shop」を含むコマース支援サービスの提供を開始すると発表しました。
この新サービスは、TikTok Shopを活用したディスカバリーEコマースおよびLIVEコマースに取り組む企業(セラー)向けに、アカウント運用代行支援を中心とした統合ソリューションの提供と、クリエイターによる商品販売活動の支援を行うものです。
TikTok Shopはアフィリエイト機能を搭載しており、登録したクリエイターは、販売商品を動画やLIVE配信で紹介することにより、販売額に応じた報酬を獲得できます。UUUMはこの成果報酬型の機能を活用し、クリエイターの育成にも注力する方針です。
UUUMが提供するサービスメニューには、コンセプト設計やショート動画制作を行うアカウント運用代行、ライブコマースの制作配信、データ分析によるPDCAプランニング、各種SNSやオウンドメディアとの連動コンサルティングなどの統合ソリューションが含まれます。また、クリエイターのキャスティングやマネジメント、育成なども行います。
さらに、UUUMはフリークアウトグループとの連携により、インバウンドおよびアウトバウンドに対応する越境EC支援も提供していく予定です。越境サービスの詳細については、改めて発表するとしています。
近年、ショート動画を活用したEコマースは世界的に急成長しており、特に中国市場では大きな成功を収めています。日本市場においても、TikTok Shopの導入により、従来のECとは異なる新たな購買体験が広がることが期待されています。小売業界にとっては、若年層を中心とした新たな顧客層へのアプローチ手段として、TikTok Shopを活用したマーケティング戦略の策定が重要な課題となるでしょう。