東芝テックと東急ストア、スマホ型レジアプリ×リテールメディアの実証実験を開始

・東芝テック、新アプリの実証実験開始
・東急ストアでの購買体験向上を検証
・スマホ型レジアプリの価値検証実施

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東芝テックと東急ストア、スマホ型レジアプリ×リテールメディアの実証実験を開始

東芝テック株式会社は、株式会社東急ストアが運営する店舗において、新たなリテールメディアの店内利用促進効果に関する実証実験を3月28日より開始しました。同社は、消費者の購買体験を向上させるための様々なサービスを提供しており、特に、スマホ型レジアプリを通じた購買体験の満足度向上に注力しています。

今回の実証実験では、来店中の消費者にアプリを通じて新商品の提案やお得な購買体験を訴求し、スマホ型レジアプリの利用促進に向けたリテールメディア活用について検証します。得られたデータを分析し、顧客満足度の向上や店舗業務の効率化に対し、どのように寄与するかも検証します。

実証実験の内容

実施店舗は、東急ストア中央林間店で、参加者は店内掲示やLINE公式アカウントを通じて募集。本実証実験では、スマホ型レジアプリを利用して、消費者の購買行動に合わせたマーケティング施策の効果を評価します。

具体的には、商品スキャン時に関連商品のクーポンを配信し、販促効果と購買体験の向上を検証。また、アプリ利用者を対象に購買品割引を行うことで、割引効果による来店誘導とスマホ型レジアプリの利用向上効果を調べます。さらに、購買データおよび利用者の店舗での行動データの分析、ヒアリングを通じて成果を評価します。

東芝テックは、今回の結果をもとに、データの分析・活用を行い、リテールメディアの価値向上につながる新しいアプリを提供する方針です。スマートフォンは現代人の日常生活に欠かせないツールとなっており、本取り組みは消費者の利便性向上が期待できるものです。店舗側でも機器の導入コスト抑えられる可能性が高く、検証結果が注目されます。

《Commerce Innovation編集部》