株式会社電通デジタルは、顧客データ統合プラットフォーム（Customer Data Platform、以下、CDP）をスピーディーかつ低コストで導入・活用するためのパッケージ型ソリューション「DOMA」の業界向けシリーズ第二弾として、小売業界に特化した「r-DOMA」を開発し、提供開始しました。
電通デジタルは、企業がデジタル広告やCRM施策などデータを活用したデジタルマーケティングを推進するためのCDP導入・活用にあたり、その導入にかかる従来の期間の短縮と低コストを実現する「DOMA」を2021年より提供しています。「DOMA」という名称は、外の世界と家の中を「つなぐ」場所である「土間」の意味も含み、企業と顧客をデータハブ機能として「つなぐ」役割を担います。
「r-DOMA」は、データプロセッシングやデータエクスポートなどの標準機能に加え、小売業界固有のデータにアクセスするコネクタをもち、各データを顧客ID（カスタマーID）で統合する機能を有しています。具体的には、ECサイト購買情報・会員情報・商品情報・サイト閲覧情報や、アプリのインストール情報、LINEプッシュなどの施策情報、実店舗の情報などのデータを統合可能です。また、Amazon Web Servicesのサーバレス技術を採用し、多様なデータへのアクセスにおける柔軟性と可用性を実現しつつ、コスト最適化のバランスを維持しています。
「r-DOMA」の特長は、小売業界に特化したコネクタによるデータ連携と、小売業界に特化したテンプレートによるデータ利活用です。データを用いて「施策配信/施策毎のCV数」、「会員数推移」、「MAU/DAU/PV/インストール数推移」などの指標を可視化し、「カート落ち×在庫減」、「商品閲覧×値下げ」といった施策セグメントを生成することで、特定顧客へのアプローチを促進します。
電通デジタルは、クライアント企業のデジタルマーケティングの効率化・高度化と、その先の生活者一人ひとりに寄り添った体験価値向上に貢献するために、最適化されたデータ基盤の構想・構築・運用サービスを提供していくとしています。
