株式会社ACROVEと株式会社インターファクトリーが業務提携契約を締結しました。本パートナーシップにより、両社はEC事業者向けの支援を強化し、複数ECモール出店支援と越境EC支援に注力していきます。
ACROVEは、販売支援とM&Aの2事業を展開し、データとEC人材で事業社様と譲受ブランドの売上最大化を図っています。一方、インターファクトリーは、EC事業の成長支援サービスとクラウドコマースプラットフォームを提供している企業です。
両社の提携により、複数ECモール出店支援が強化されます。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングに加え、Qoo10やau PAYマーケット、LINEギフトなど、幅広いチャネルでの包括的な支援が可能となりました。また、インターファクトリーが提供する「ebisu growth」サービスの利用者は、ACROVEの大手ECモール分析ツール「ACROVE FORCE」を利用できるようになります。各チャネルのデータを活用した効率的かつ効果的な戦略立案や商品企画が可能となります。
また、越境EC支援の強化では、ACROVEグループのデジタルフリー社が持つ、Adobe Commerce(Magento)を用いたEC構築支援の知見を活かし、複数国への越境EC展開を検討している事業者に段階的な支援を提供。Adobe Commerceは60以上の多言語対応と50種類以上の通貨に対応する「マルチリンガルEC構築」プラットフォームとして世界トップシェアを誇ります。
国内EC市場は拡大を続けており、2023年にはBtoCが前年比9.23%増の24.8兆円、BtoBが10.7%増の465.2兆円に到達。需要の増加とともに参入企業も増加し、EC事業者が継続的に売上を伸ばすためには、データを活用した戦略的なマーケティングがますます重要視されています。
両社は、今回の業務提携を通じて、EC事業者の多様で複雑な課題解決を支援し、持続的な成長と発展に寄与していく考えです。消費者動向やECモールの変化に迅速に対応し、EC事業者の競争力強化を図ることが期待されます。
インターファクトリーの取締役 CMOである三石祐輔氏は、「過去2年で数百社以上のお問い合わせをいただき、そのニーズの高さを実感しています」と需要が拡大している現状を伝え、「タッグを組むことで、お客様の多様で複雑なEC事業の課題解決をしてまいります」コメントしています。
一方、ACROVEのCX第一事業本部 本部長である井野部裕紀氏は、「直近では、複数国へ越境展開される事業者様に対するECサイト構築支援や、BtoB業態の事業者様へのDX化支援など、ご支援できる領域を積極的に広げていっております」と述べるとともに、今後も質の高い価値貢献を提供していく姿勢を示しました。
今回の業務提携により、両社のサポートを受けるEC事業者は、複数のECモールや越境ECにおいて、より効果的な戦略立案と実行が可能になると見込まれます。両社の強みを生かした包括的な支援は、日本のEC市場のさらなる発展に寄与することでしょう。