東芝テック株式会社は、量販店向けPOSシステム「PrimeStore」の新モデル「PrimeStore Accel」を2025年1月6日より提供開始すると発表しました。新モデルでは、画面デザインを大幅に刷新し、操作性を向上させています。
「PrimeStore」は2009年の販売開始以来、スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターなどの量販店を中心に、累計で約31,000店舗に導入されてきました。今回発売される「PrimeStore Accel」は、多くのユーザーの意見を取り入れて開発されています。
新モデルの大きな特徴は、物理キーボードが不要になったことです。機器設置スペースの有効活用が可能になりました。また、画面デザインも一新され、視認性の高いシンプルなデザインとなっています。

操作性の向上にも重点が置かれており、各操作場面で有効なボタンのみを画面に表示。ボタンの押し間違いを防止し、操作時間の短縮を実現しています。複雑なレジ業務には操作ガイダンスメッセージや操作フローを工夫して表示し、操作に迷わないよう設計しました。
東芝テックは、従来の「PrimeStore」と同等の操作感で使用できるよう配慮して本システムを開発しており、サーバシステムも既存のものを使用できるため、スムーズな導入が可能です。
なお、新モデルは、2025年2月12日から14日にかけて幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー 2025」、および2025年3月4日から7日にかけて東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2025」の東芝テックブースに展示される予定です。
「PrimeStore Accel」の年間販売予定数は7,000台で、全国のスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどへの導入を想定しています。新型POSの導入により、小売業界の業務効率化が期待されます。