くふう生活者総合研究所は、全国の生活者5,534名を対象に、買い物のレシートに関する意識調査を実施しました。キャッシュレス化が進む現代において、生活者の買い物時・買い物後の行動がどのように変化しているかを明らかにしています。
調査の結果、紙のレシートは「基本的に受け取る」(85.0%)、「受け取ることが多い」(8.5%)を合わせた9割以上の人が「受け取る」と回答しました。受け取ったのちには、半数以上の人が「購入した商品に間違いがないか」(52.6%)、「割引などが正しく反映されているか」(51.3%)、「支払った金額、おつりに間違いがないか」(46.5%)を確認しています。
受け取った紙のレシートは、「家計簿アプリに入力」(53.5%)、「家計簿をつける」(18.6%)、「後で支出額を確認する」(10.6%)と家計管理に使うほか、「ポイ活・レシート買取アプリに入力」(14.9%)といわゆる"レシ活"している人も少なくありません。
レシートに記載されるクーポンや割引などのお得な特典については、約8割の人が利用経験があることがわかりました。その半面、回答者からは「使おうと思っていたのに期限が切れてしまうことが多い」という声が多く寄せられました。また、特典の記載によってレシートが長くなったり複数枚出てきたりすることを不満に思っている人もいるようです。
また、対象商品を購入したレシートを撮影してWEB応募する「消費者レシートキャンペーン」は、スマートフォンの普及で従来の"はがきなどにレシートを貼って郵送で応募する"手法に代わって実施が急増しました。アンケートでも4割以上(44.6%)の人が「参加したことがある」と回答しています。
続く物価高で買い物の際には支払い金額が気になるところ。今年に入ってから、支払い金額が想定より高くてレシートを再確認したことがあるかとたずねたところ、6割以上が「ある」と回答しました(「よくある」「たまにある」の合計64.6%)。
物価上昇によるレシートの見方にも変化が表れており、「レシートを細かく見るようになった」人が約4割(「かなり細かく見るようになった」「やや細かく見るようになった」の合計41.4%)にのぼりました。回答者からは「物価高の影響で支払いが予想より高くなるケースが多くなったと感じるので、その場で確認することが増えた」「毎度レシート見るたびにこれだけしか買ってないのにこんなに高いのか!と思っています」といった声が寄せられています。
大手スーパーマーケットなどで導入が進んでいる電子レシートについて、利用経験がある人は約3割(29.3%)となりました。利用した理由は「よく利用する店で導入していたから」(46.1%)が最も多い結果となりました。
紙のレシートの今後についてどう思うかをたずねたところ、「あった方がよい」と回答した人が約半数(49.8%)、続いて「受け取るかどうか選びたい」(34.6%)が続き、紙のレシートの利用を求める人が多いことがわかります。実際に会計ミスなどを紙のレシートで発見した経験のある人も多く、その場で確認するために必要であるという声が多く挙がりました。
一方、「なくなってもよい」(12.1%)は約1割にとどまりました。電子レシートへの変更を求める声もありましたが、紙のレシートでの受け取りと混在するのであれば逆に手間が増えるため、一概に賛成できないという人が多いようです。
会計ミスなどの確認手段として、紙のレシートが持つ信頼性や「買った実感を伴う」といった物理的な安心感が依然として求められているようです。さまざまなもののペーパーレス化がうたわれる昨今ですが、レシートに関しては、紙であることの意義を感じている生活者が多いことがわかる調査結果となりました。









