イオンが決済サービスAEON PayとWAONを統合、地域貢献機能も強化

・AEON PayとWAONが統合し、残高移行機能により利用可能店舗が約430万カ所に拡大
・ご当地WAON機能を拡大し、約180の地域・団体への寄付が可能
・毎月10日にイオングループでのAEON Pay利用でWAON POINT10倍の新特典開始

テクノロジー 決済
イオンが決済サービスAEON PayとWAONを統合、地域貢献機能も強化
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イオン株式会社とイオンフィナンシャルサービス株式会社は、2025年6月26日から、AEON PayとWAONを統合した、新たな「AEON Pay」サービスの提供を開始しました。

新サービスでは、AEON Payのコード決済とWAONタッチ決済間での残高移行が可能です。統合後は、どちらの加盟店でもシームレスに利用できるようになります。今回の統合により、AEON Payとしての利用可能店舗は約430万カ所と1.4倍に拡大し、イオングループ外での利用範囲も大幅に広がりました。

地域貢献機能も強化され、利用金額の一部をイオンが自治体などに寄付する「ご当地WAON」機能において、AEON Payチャージ払いの寄付が可能になりました。利用者は、約180の地域・団体から地域貢献や応援したい組織を選択して、地域経済活性化や環境保全、観光振興に貢献できます。

今回のリニューアルを記念して、スマートフォン限定で「Hello」をテーマにした日本の国立公園WAONデザインを追加しました。日々の買い物が新しい出会いや日本の自然を守る未来への応援につながる、という前向きな想いが込められています。

7月からは、毎月10日にAEON Payでスマートフォン決済を利用すると、WAON POINTを基本の10倍進呈する新特典も開始する予定です。イオンやイオンスタイルのほか、イオンモールやまいばすけっと、U.S.M.Holdings傘下の各社など、イオングループのAEON Pay利用可能な各社が対象となります。

また、イオンは、2026年2月までにAEON Payへの掌紋・静脈認証決済システムを導入する方針で、決済サービスの拡充を進めています。

消費者が決済サービスを選択する上で、多くの店舗で活用できることは重要なポイントです。小売店舗では決済手段の多様化が競争力の鍵となっている面もあり、これまでAEON PayかWAONいずれかのサービスのみに対応していた加盟店にとっては追い風となるでしょう。

AEON PayとWAONの統合を通じて、顧客の利便性向上を図ることにより、イオン経済圏のさらなる拡大が期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

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