日立ソリューションズ、マルチポイントサービスを拡充  WAON POINTとPayPayポイントを追加し計6種対応に

・日立ソリューションズが「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」を拡充
・1月20日からWAON POINTとPayPayポイントに対応開始
・複数の共通ポイント事業者への接続を可能にし、導入コストを削減

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日立ソリューションズ、マルチポイントサービスを拡充  WAON POINTとPayPayポイントを追加し計6種対応に

株式会社日立ソリューションズは、複数の共通ポイント事業者への接続を可能にするクラウド型サービス「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」において、2025年1月20日からWAON POINTとPayPayポイントへの対応を開始すると発表しました。

近年、消費者が好みの共通ポイントを利用できるマルチポイントの導入は、流通・小売業や飲食業などの業界で、販売施策の1つとして重要性が高まっています。導入する加盟店にとっては販売拡大というメリットの一方、ポイント事業者ごとにPOS端末や接続するアプリケーションの修正が必要である点や、回線使用料などのランニングコストが担になっているのが現状です。

「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」では、共通ポイント事業者ごとに異なる接続インターフェースを統一することで、マルチポイント導入の初期コストとリードタイムを短縮しました。さらに、回線使用料や運用負荷も低減することが可能です。

本サービスには、dポイントと楽天ポイント、Vポイント、Pontaポイントが対応しており、これらに加えて今回新たにWAON POINTとPayPayポイントが追加されました。ユーザーは、全6種類のポイントブランドから、利用するポイント事業者を1種類から選択できるようになります。

日立ソリューションズは、加盟店と共通ポイント事業者をつなぐゲートウェイ提供者として、企業や店舗の販売戦略とデジタルマーケティングを支援し、持続的な成長に貢献していくとしています。

本サービスは、全国展開の大規模店舗におけるPOS端末導入だけでなく、ECサイトやスマートフォンアプリにおいても導入・適用が可能です。また、デジタルマーケティングソリューション「PointInfinity」と連携することにより、自社ポイントに対応できる点も特徴です。

マルチポイントサービスの拡充により、企業は顧客の利便性向上と販売促進を図ることができます。一方で、消費者にとっては、より多くの場所で好みのポイントを利用できるようになり、ポイント経済圏の拡大が期待されます。

《Commerce Innovation編集部》

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