タイムリープ株式会社は、同社が提供する遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」が、株式会社パルコが運営する「池袋PARCO」のインフォメーションカウンターに試験導入されていることを発表しました。導入期間は2025年1月8日から2月7日までの約1か月間です。
RURAは、遠隔地にいるスタッフがインターネットを介して店頭に設置した画面越しに接客できるシステムです。本システムの特徴は、最少人数で最大店舗数の接客が可能な点にあります。3名で約30店舗の接客を行っている導入企業の例も報告されているとのことです。
試験導入では、頻繁に寄せられる質問をタッチパネルで自己解決できる「シナリオ機能」や、リアルタイムで相互の言語をテキスト翻訳する「自動翻訳機能」などが提供されます。池袋PARCOでは、日本語のほか、英語と中国語の計3言語に対応しており、インバウンド客も安心して利用可能です。
来店客は、タッチパネルで言語を選択し、周辺施設や館内マップなどの情報を自己解決できます。解決できない場合は、遠隔地のスタッフによる有人接客を受けることができます。
タイムリープ社は「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」をビジョンに掲げ、RURAの開発・提供を行っています。接客の一部を遠隔で集約することで、店舗運営の効率化や新しい働き方の実現を目指しています。
パルコは試験運用を通じて、多言語対応や業務効率化といった小売業界の課題解決に向けた新たな可能性を探っていくことになり、導入による変化が注目されます。