impactTV、流通小売向けに万引き抑止サイネージの提供を開始

・万引き抑止サイネージ「見てるゾウ」販売開始
・簡単設置・コスト削減が可能な防犯ツール
・先行導入店舗での効果検証で高い効果を実証

テクノロジー その他
impactTV、流通小売向けに万引き抑止サイネージの提供を開始

インパクトホールディングス株式会社の連結子会社である株式会社impactTVは、流通小売業向けに新たな万引き抑止サイネージ「見てるゾウ」の販売を開始しました。「見てるゾウ」は、内蔵カメラによるリアルタイム監視と人検知機能による自動発声を組み合わせ、犯罪の抑止を目指すツールです。

近年、インバウンド需要が回復傾向にある一方で、万引きや盗難が小売店の経営に大きな影響を与えています。従来の防犯カメラは犯罪発生後の証拠としては役立つものの、設置工事や運用コストが高く、犯罪を未然に防ぐ効果は見込みにくいという意見が出ていました。そこで、impactTVは205万台以上の出荷で培ったサイネージ技術を活かし、新しい防犯ツールとして「見てるゾウ」を開発しました。

「見てるゾウ」のコンセプト

「見てるゾウ」のコンセプトは、「犯罪発生の抑止」、「手軽な設置」の2つです。設置は簡単で、ネットワーク接続や専門的な工事を必要としないため、従来型の防犯カメラと比べるとコスト削減も期待できます。また、撮影したファイルは内部メモリやSDHCカードに保存可能です。防犯カメラとしての機能に加え、画面の一部にコンテンツを流し、デジタルサイネージとしても利用できます。

先行導入店舗での検証

先行導入した輸入雑貨店での検証により、万引きや盗難の減少が確認され、商品ロス率の低下と売上総額に対してのロス金額の減少が報告されています。「見てるゾウ」導入費用の回収が、1ヶ月で可能となるほどの抑制効果が実証されました。

impactTVは、店頭からのフィードバックをもとに「見てるゾウ」の製品改良を進め、DXを推進するとともにESG経営を通じて社会課題の解決に貢献していく方針です。

《Commerce Innovation編集部》