はるやま、ハードオフ併設出店でリユース事業に参入 売場効率と集客力の向上を図る

・はるやま商事がハードオフコーポレーションと連携し、宝塚店に併設店舗を開店
・既存店舗の一角活用により新規出店コストを抑制し、相乗効果を創出
・売場構成最適化により坪効率と在庫回転率の改善を目指す

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はるやま、ハードオフ併設出店でリユース事業に参入 売場効率と集客力の向上を図る

はるやま商事株式会社は、ハードオフコーポレーションと連携し、「はるやま宝塚店」に併設する形で「ハードオフ宝塚店」を2025年8月8日にオープンすると発表しました。

ハードオフがビジネスウェア専門店内へ出店するのは、2022年の「ハードオフ大阪大正店」に続き今回が2店舗目です。既存店舗の一角を活用することで新規出店コストを抑制しつつ、衣料品購入を目的に来店する顧客との相乗効果を創出します。宝塚エリアにおけるリユース需要の拡大を見込み、リユース品の買取・販売を通じて地域の循環型消費を推進していきます。

はるやま宝塚店では、売場構成を最適化することで店舗全体の効率を高めます。スーツ・礼服・カジュアルの売場面積を約半分に集約し、需要が高まるレディースおよびビジネスカジュアルのスペースを確保しました。ハードオフ宝塚店の店舗面積は71.29坪となります。

テナント誘致による来店動機の多様化の結果、はるやまは縮小された売場でも売上向上が見込まれるとしており、坪効率や在庫回転率の改善を図る計画です。大阪大正店で実証された集客効果を踏まえ、宝塚店においても新たな顧客層の獲得を目指します。

コロナ禍に普及したテレワークの影響や気候変動によりスーツ需要が減少する中、ビジネスウェアを扱う企業は新たな収益源の確保に取り組んでいます。今回の取り組みは、既存店舗の有効活用と異業種連携によるビジネスモデルの構築例として注目されます。

《Commerce Innovation編集部》

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