J.フロント リテイリング株式会社(JFR)と株式会社コメ兵は、リユース事業を展開する合弁会社「株式会社JFR & KOMEHYO PARTNERS」を2025年3月3日に設立すると発表しました。
新会社の店舗ブランド名は「MEGRUS(めぐらす)」とし、2025年夏から秋にかけて大丸・松坂屋・パルコ内に4店舗を出店する計画です。資本金は3億円で、出資比率はJFRが51%、コメ兵が49%となります。代表取締役には、JFR側から下垣徳尊氏が就任することが決定しました。


MEGRUSの店舗では、大丸、松坂屋、パルコの顧客からリユース品を買い取り、それをコメ兵に売却するビジネスモデルを展開します。この協業により、JFRの持つ約600万人の顧客基盤とコメ兵のリユース事業のノウハウを活かし、サーキュラーエコノミーの推進を目指します。

店舗名の「MEGRUS」には、「明日を巡らせる(ずっと続くサーキュラーエコノミー)」「人生のステージとモノの価値を繋ぐ(巡り合い)」という意味が込められています。ロゴには、新会社のビジョンである「笑顔社会」のエッセンスも反映されています。MEGRUSは、2025年7月に「松坂屋 名古屋店」、「大丸 東京店」、続けて9月に「大丸 神戸店」、「博多大丸 福岡天神店」へと出店する予定です。

両社は、専門の鑑定士とAIなどのリユーステックによる検品や品質チェック、丁寧な商品メンテナンスにより、信頼性の高いリユース品を市場に提供することを目指しています。
本取り組みは、百貨店業界とリユース業界が手を組むモデルとなります。リユース市場の拡大と共に、この新しいビジネスモデルがどのように発展していくか、業界内外から注目が集まっています。