ファミマ、衣料品回収の実証実験を開始 「PASSTO」設置で資源循環型社会に貢献

・ファミリーマート、不要な衣料品の回収実証実験を開始
・回収した衣類は再生ポリエステル糸「RENU」に生まれ変わる
・資源循環型社会の推進を目指す取り組みを強化

企業 経営戦略
ファミマ、衣料品回収の実証実験を開始 「PASSTO」設置で資源循環型社会に貢献
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株式会社ファミリーマートは、株式会社ECOMMITが展開する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の専用回収ボックスを、東京都内のファミリーマート10店舗に設置する実証実験を2024年12月16日から2025年6月15日まで実施します。本実験は、衣料品に関する資源循環型社会への貢献を目指すための試みです。

実証実験では、東京都内の10店舗に専用回収ボックスを設置し、家庭で不要になった衣類や雑貨を回収します。回収された不要品は、ECOMMITが国内外でリユース品として再流通させるほか、リサイクルパートナーを通じて再資源化されます。

回収された衣類の一部(ポリエステル100%の衣類)は、伊藤忠商事株式会社が展開するリサイクルポリエステルブランド「RENU」のプロジェクトを通じて繊維として再生。ファミリーマートのオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」の一部商品では、この再生ポリエステル糸を使用しています。

全国16,000店以上の店舗ネットワークを有するファミリーマートは、これまでに「ファミマフードドライブ」を4,000店以上で展開し、不要な食品を回収して地域で食支援が必要な人に届ける取り組みを行ってきました。今回は、衣類などのリユース・リサイクル分野においても店舗網を有効活用するため、本実証実験を実施します。実験の結果に基づき、設置店舗の拡大を検討する予定です。

ファミリーマートの取り組みは、コンビニエンスストアのネットワークを活用して資源循環型社会を推進する画期的な例です。また、不用品回収の利用が来店動機となり、同時に日常の買い物を済ませる行動に結びつく可能性もあります。衣料品回収の実証実験が成功し、導入店舗を拡大していくことができれば、持続可能な社会の実現に大きく貢献するでしょう。

《Commerce Innovation編集部》

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