株式会社ecbeingは、同社が提供するEC構築プラットフォーム「ecbeing」が、メガネトップが運営する「眼鏡市場」ECサイトおよびブランドサイトを統合するリニューアルプロジェクトに採用されたと発表しました。
今回のリニューアルは、眼鏡市場がECサイトでの販売強化を目的として実施されました。業界売上トップを誇る同社は、ECサイトとブランドサイトを統合することで、顧客が情報収集から購入まで一貫してスムーズに進められる環境を構築。利便性の大幅な向上を実現しました。

リニューアルの主な特徴として、3つのポイントが挙げられます。第一に、眼鏡市場店舗で購入した度数情報をオンラインでも活用できる機能を実装しました。店舗での購入履歴がある顧客は、初回ログイン時に必要情報を入力することで、店舗で測定した度数情報が自動的にオンラインショップに反映される仕組みとなっています。


第二に、様々なパターンのフレームとレンズの組み合わせを価格比較しながら購入できる「あとで買う」機能を追加しました。この機能により、顧客は複数の組み合わせパターンをカート画面で保持し、価格を比較検討しながら最適な選択ができるようになりました。

第三に、ECサイト特有の課題である「雰囲気がわかりづらい」という問題を解決するため、カラーレンズをかけたモデルの写真や、カラーレンズを通して見える景色を確認できる機能を導入しました。これにより、顧客がより安心してメガネ選びができる環境を実現しています。

メガネトップは、「リアル店舗での体験価値の最大化を追求する一方で、オンライン上の購買体験には長らく課題を感じていた」と従来のECサイトにおける課題に言及。「ブランドサイトとECサイトを別々に運用することでの業務負荷の増大やコスト管理の煩雑さといった問題も抱えていた」とも明かし、ecbeingがこれらの課題に丁寧に向き合い、プロジェクト全体を的確にリードしたことを評価しています。
今回のリニューアルにおいて、特に注目すべきは、注文導線の設計が難しい「メガネ」という商材の特性を理解し、複雑な外部システムとの連携にも柔軟に対応した点です。今後も、システム・デザインの両面でアップデートを重ね、より見やすく使いやすいサイトを目指すとともに、眼鏡市場ならではの商品やサービスの魅力をオンラインを通じてさらに多くの顧客へ届けていく方針を示しています。