NE株式会社が提供するSaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」において、AIがマニュアルを検索して回答する「ヘルプボット」の正式版運用が2026年6月12日より開始されました。
2025年11月末から約半年間の試験運用を経て、レスポンス速度の大幅向上と参考画像の自動表示機能が実装されています。
ヘルプボット正式版の主な改善内容
ヘルプボットは、ネクストエンジンの操作手順や仕様に関する質問に対し、AIが関連マニュアルを参照して回答するサポート機能です。
正式版では2つの重要な改善が施されています。
レスポンス速度の向上:内部システムの最適化により、質問入力から回答表示までの待機時間が大幅に短縮され、試験運用期間中の計測比で最大10倍の高速化を実現しました。サポート窓口の受付時間外や休業日でも、EC事業者が必要な情報に迅速にアクセスできます。
参考画像の自動表示機能:質問内容をAIが解析し、テキスト解説に加えて操作画面のスクリーンショットなどの参考画像を自動で表示します。視覚的・直感的な自己解決を促すことで、マニュアルを探す手間を軽減します。
EC運営を止めない自己解決体験へのニーズに対応
ネクストエンジンは受注・在庫・商品情報管理から分析まで、ネットショップ運営に必要な業務を一元化するクラウド型ECプラットフォームです。対応モールは業界最大級の50以上で、契約社数は6,700社を超えています。
EC事業者からは、日々の運用における操作手順や詳細仕様について、サポート窓口の受付時間外でも迅速に確認できる仕組みへのニーズが高まっていました。ヘルプボット正式版はこうした課題に応えるもので、EC事業者が受注処理や在庫管理などの日々の運営を止めることなく、価値創造により多くの時間を振り向けられる環境づくりを支援します。
AIエージェント時代のコマースインフラへ
NEはVisionとして「Commerce OS for the Agent Era」を掲げています。AIエージェントが購買や業務判断に関与する時代において、商品・在庫・受注といった業務データに加え、操作手順や仕様・FAQなどの知識情報をAIが正しく理解し届けられることが重要です。今回のヘルプボット正式版は、EC事業者向けサポート体験においてもAIを活用した自己解決を進化させる取り組みとして位置づけられています。
今後はEC事業者が必要な情報により自然にアクセスできるSaaS型ECバックエンドシステムへの進化を目指し、回答精度の向上や参考画像の表示精度改善、サポート窓口との連携強化を進めていく予定です。

