株式会社ベイシアグループ総研が、2025年6月30日付で日本ペット少額短期保険株式会社を子会社化したことが明らかになりました。ベイシア、カインズ、ワークマン、ハンズなど物販チェーン7社を中心に30社から成る、流通・小売大手のベイシアグループが、保険領域に参入します。
ベイシアグループは「For the Customers(すべてはお客様のために)」をグループの経営理念とする流通・小売グループです。グループ企業には、顧客満足度を最重要視し、現場発の改善と変革を重視する文化が根づいています。
日本ペット少額短期保険は、ペット保険専業の少額短期保険会社として、犬や猫を対象とする保険商品「いぬとねこの保険」を提供しています。2012年の創業以来、ペット医療の進化とともに、「ペットを愛する全ての人々の喜びと満足のある文化の創造」をモットーに、飼い主に寄り添う補償内容とサービスを追求してきました。

同社が提供する「いぬとねこの保険VIP」は、年間最大補償額が業界最高額の500万円で、診療費の最大90%を補償します。歯科治療や膝蓋骨脱臼(パテラ)も補償対象とし、軽い下痢・嘔吐から重い癌や泌尿器疾患まで幅広くカバーしています。また、「いぬとねこの保険ネクスト/ライト/ミニ」では、業界最安クラスのお手頃な保険料で家計に合わせて選べるプランを用意しています。
ベイシアグループは、2020年10月に「グループ売上1兆円」を突破しました。グループ企業間では、出店情報の共有、商品開発情報の共有、IT活用の共有化など、グループとしてのメリットを追求し、他社にはない強みを発揮しています。特にカインズでは生体販売事業ペッツワンを手掛けており、シナジーが期待されます。
今回のグループ入りにより、日本ペット少額短期保険はベイシアグループのネットワークとノウハウを活かし、より安心できる商品・サービスの提供を目指していくとしています。流通・小売業界の知見を持つベイシアグループとの連携により、新たなサービス展開や販路拡大が期待され、グループの売上がさらに拡大していきそうです。