株式会社ゲオホールディングスの香港現地法人2nd STREET HONGKONG, Limitedは、香港1号店となる「2nd STREET MOKO新世紀廣場」を2025年5月9日にオープンすると発表しました。
香港初の2ndストリート店舗は、香港・九龍の旺角エリアにある大型商業施設「MOKO」内に出店します。売場面積は約282㎡で、日本の2ndストリート約850店舗で買い取った衣料品やバッグ、靴、アクセサリーなど約7,000点のリユース品を取り扱います。
店内は白と木目を基調とした清潔感あふれるスタイリッシュな内装で、デジタルサイネージを活用した演出も行います。若年層に人気の高いエリアであることから、カジュアルブランドやデザイナーズブランドなどトレンド感に注目した商品をリーズナブルな価格で豊富に取り揃える予定です。
ゲオホールディングスは2024年度を「グローバル化元年」と位置付け、4カ国で過去最多となる30店舗の出店を果たしました。今回の香港進出は、先進国におけるリユース事業の検証と「2nd STREET」の世界的な認知向上において重要な役割を果たすとしています。
2nd STREET HONGKONG, Limitedの代表取締役社長である出口定治氏は香港について「ファッションへの感度やサステナビリティへの関心も高く、リユース業態との親和性が高い市場だと捉えています」とコメント。将来的には香港現地での買取・販売サイクルを定着させ、地域内で循環する持続可能なビジネスモデルの構築を目指すとしています。
ゲオホールディングスは、リユース事業を軸とした海外展開を加速し、循環型社会の実現とともに、リユースでグローバルのトップランナーを目指す成長戦略を推進していく方針です。香港への進出を足がかりに、アジア市場での事業拡大が期待されます。リユース市場の拡大や環境意識の高まりを背景に、日本発のリユースビジネスモデルが海外でどのように受け入れられ、発展していくのか注目されます。