ファミマとEarth hacks、コンビニ初となるPB商品へのデカボスコア表示で協力

・ファミリーマートがEarth hacksと協業し、PB商品のCO2削減率を「デカボスコア」として可視化する取り組みを開始
・大手コンビニエンスストアでの「デカボスコア」導入はファミリーマートが初の事例
・第一弾として100%リサイクルペットボトル使用の天然水から開始し、今後は中食や衣料品などにも展開予定

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ファミマとEarth hacks、コンビニ初となるPB商品へのデカボスコア表示で協力
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Earth hacks株式会社は、ファミリーマートと協業し、プライベートブランド商品のCO2排出量削減率をスコア化した「デカボスコア」を表示する取り組みを2025年6月10日から全国のファミリーマート店舗で開始すると発表しました。大手コンビニエンスストアにおける「デカボスコア」の導入は、ファミリーマートが初の事例となります。

「デカボスコア」は、Earth hacksが提供する指標で、製品やサービスにおけるCO2排出量の削減率をスコア化したものです。従来の素材や手法を用いた商品等と比較し、環境に配慮した工夫によって変化するCO2排出量の削減率を表示することで、環境貢献度をわかりやすく伝える仕組みです。2022年7月に提供を開始し、2025年5月時点で950以上の製品・サービスへ導入されています。

本取り組みは、PB商品の環境への貢献度を生活者にわかりやすく伝えることにより、環境に配慮した選択をしやすくすることを目的としています。ファミリーマート店舗のレジ液晶画面などを通じて、製品の環境貢献度をひと目で理解できるようにします。

第一弾では、100%リサイクルペットボトルを使用した「ファミマル 新潟県津南の天然水 600ml」を対象に導入。今後は中食や衣料品などの各種PB商品や、ファミリーマート独自の環境アクションなどにも展開を広げていく予定です。

Earth hacksは、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある消費者や、まだよく知らないという消費者にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、生活者の声をもとに脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型プラットフォームを展開しています。

コンビニエンスストア業態では環境配慮への取り組みが重要な経営課題となっており、今回のファミリーマートとEarth hacksの協業による取り組みは、脱炭素化の推進に向けた事例として注目されます。消費者の環境意識の高まりを背景に、こうした可視化の取り組みは他の小売事業者にも波及していく可能性があります。

《Commerce Innovation編集部》

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