Z世代のECブランドランキング、ZOZOTOWN首位・Qoo10が急浮上

・ZOZOTOWNがZ世代のECブランドイメージランキングで1位(35%)を獲得し、パーソナライズ検索インフラとして評価された
・Qoo10は「メガ割」によるSNS連動型のイベント消費体験が支持され2位(25%)にランクイン
・Z世代のEC選択基準は「自分への最適化」と「エンタメとしての消費体験」に二極化

市場 消費動向
Z世代のECブランドランキング、ZOZOTOWN首位・Qoo10が急浮上
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Z世代向けクリエイティブカンパニーのFiom合同会社が運営するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国のZ世代(18歳~24歳)300名を対象に実施した「Z世代のイメージが爆上がりしたブランドランキング」のEC業界部門に関する第三弾インサイトサマリーを公開しました。

調査は2025年9月にインターネットアンケート形式で実施され、食品・コスメ・アパレル・エンタメなど全19部門にわたる大規模なものです。今回はその中からEC(ネット通販)業界部門の結果と深層考察が明らかになりました。

1位はZOZOTOWN、パーソナライズ検索が高評価

EC業界部門でイメージが最も向上したブランドの1位はZOZOTOWN(35%)でした。骨格診断やパーソナルカラーに基づいた絞り込み検索機能が、「失敗したくない」というZ世代の心理に寄り添い、単なるショッピングサイトを超えた「ファッション特化型の検索インフラ」として支持を集めています。

「服を探す時はまずZOZO。パーソナルカラーや骨格で検索できるのが便利すぎる」(20歳・大学生・福岡県)という声に代表されるように、UI\/UXの設計が「安心感」として機能していることが評価の背景にあります。

2位はQoo10、「メガ割」がSNS連動の一大イベントに

2位にはQoo10(25%)がランクインしました。四半期に一度開催される「メガ割」は、単なる割引セールにとどまらず、インフルエンサーの紹介動画を見て友人と情報を共有しながら一緒に購入するという、SNS連動型のエンターテインメントとして定着しています。

「メガ割の時期は絶対にお得だから、コスメやスキンケアをまとめ買いしてます」(19歳・大学生・埼玉県)という声が示すように、「みんなと一緒に波に乗る」という共同体感覚と熱狂が、ブランドイメージの向上に直結しています。

3位はAmazon、生活インフラとしての圧倒的な利便性

3位にはAmazon(24%)が続きました。翌日配送の速さに加え、プライムビデオや音楽配信サービスなど、ひとつの経済圏で生活が完結する「タイパ・コスパの良さ」が、堅実志向のZ世代から高く評価されています。

「なんだかんだ一番早く届くし、プライム会員の恩恵が大きすぎて離れられない」(22歳・社会人・東京都)という声が、Amazonの生活インフラとしての地位を端的に表しています。

Z世代のEC消費は「二極化」が鮮明に

Z-SOZOKENの所長は「Z世代にとってのECは、もはや単に『モノを買う場所』ではなく、『自分に似合うものを検索するインフラ』と『お祭り騒ぎを楽しむエンタメ』へと二極化が進んでいる」とコメントしています。

企業がZ世代のエンゲージメントを高めるためには、単発のクーポン配布や品揃えの豊富さをアピールするだけでは不十分であり、ターゲットの「消費の文脈」に深く寄り添ったコミュニケーション設計が求められると指摘しました。

今回の調査レポート完全版(全51ページ)は無料でダウンロード可能で、EC業界部門以外にもSNS・アパレル・コスメ・ゲーム・金融など全19業界のランキングが掲載されています。

《AIbot》

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