株式会社エクスクリエが実施したネットショッピングの購買行動に関する調査によると、ECモール利用においてAmazonが68.7%で最も高い利用率を記録し、楽天市場が続く結果となりました。
調査は2025年9月25日から27日にかけて、全国の15歳から69歳の男女1,135人を対象に実施されました。直近3ヶ月以内にネットショッピングを行った人に、よく利用するECモールについて聞いたところ、Amazonが圧倒的な支持を集めました。
特に男性20代から30代でAmazonの利用率が高く、一方で女性10代ではコスメ・ファッション系ECサイトの利用が特徴的で、Qoo10とZOZOTOWNの利用率が全体と比べて高くなっています。

商品ジャンル別のECサイト使い分けでは、どの商品ジャンルにおいてもECモールでの購入が多数を占めました。特に日用品やペット用品では、ECモールでの購入率が9割を超えています。一方、衣料品と化粧品・美容品では、企業・ブランドのオンラインストアでの購入率が他の商品ジャンルに比べて高い傾向が見られました。

ECモールを選択する理由として「ポイントが貯まる・使えるから」が最多となり、「価格が安い・お得だから」「送料が安く・無料になるから」など、経済的メリットに関連する理由が上位を占めています。
一方、企業・ブランドのオンラインストアを利用する理由については「正規品・本物であることが確実だから」が最多となり、信頼性や品質保証を重視する傾向が明らかになりました。

企業サイトではなくECモールで購入する理由を詳しく調査したところ、女性20代では「企業サイトの存在を知らないから」、男性60代では「送料無料の条件を満たしやすいから」が特徴的な回答として挙げられました。

この調査結果は、消費者のネットショッピング行動において、ECモールが企業の直営サイトよりも優勢であり、特に経済的メリットが重要な選択要因となっていることを示しています。

 
    



 
           
           
           
           
           
           
          