株式会社ギャプライズは、ショート動画AI自動生成ツール「Whatmore(ワットモア)」の日本国内での本格販売を開始したことを発表しました。
「Whatmore」は、AI技術を活用して画像から自動的に動画を生成するツールです。従来の動画制作における「高いコスト」「長い制作時間」「専門的な技術力や企画力の必要性」といった障壁を取り除いてわずか数分で効果的な販促動画を作成でき、小売業やEC事業者が抱える動画制作の課題を解決します。
本ツールの主な機能は「Whatmoreスタジオ」と「Whatmoreショッパブルビデオ」、そして「視聴データを活用したリターゲティング広告配信」です。「Whatmoreスタジオ」は商品ページURLや画像からAIが自動的に動画を生成する機能で、特別な技術がなくても、AIモデルを活用した着用動画なども容易に作成できます。
「Whatmoreショッパブルビデオ」は、ECサイト内でショート動画視聴から即商品購入へつなげる機能です。SNSのような複数動画の連続視聴を可能にし、ユーザーエンゲージメントを向上させます。静止画では伝わりにくい商品の魅力を動画で効果的に伝え、購入意欲を高めることができます。
さらに、「視聴データを活用したリターゲティング広告配信機能」も搭載。Metaプラットフォームと連携し、動画コンテンツを視聴したユーザーに絞り込んだ広告配信が可能で、広告の無駄打ちを減らし高いROAS(広告費用対効果)を実現します。
ギャプライズは2005年の設立以来、海外の革新的なSaaSツールを日本市場に紹介してきた実績があります。同社は「monday.com」や「riskified」などの国外上場企業や、「Contentsquare」「Yotpo」といった数億ドル規模の大型資金調達に成功した企業との強固なアライアンスを構築しています。
日本のエンタープライズIT市場は2023年に約28.5兆円規模となり、2025年には30兆円を超えると予測されています。その中でSaaS市場は2022年時点で1.1兆円と全体の4%弱に過ぎず、今後の成長が期待されています。
アパレルECにおけるデジタルマーケティングの重要性が高まる中、効率的な動画制作と活用が課題となっています。「Whatmore」のような支援ツールの導入により、事業者はコスト削減と販売促進の両立を図りながら、顧客エンゲージメントの向上と売上拡大を実現できるでしょう。