ノジマ、ストリートHDを子会社化へ  ダイレクトマーケティング事業獲得で販促の効率化狙う

・ノジマがストリートHDの全株式を126億円で取得し子会社化
・デジタルマーケティング強化とシナジー効果を狙う
・2025年4月2日に株式譲渡実行予定

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ノジマ、ストリートHDを子会社化へ  ダイレクトマーケティング事業獲得で販促の効率化狙う

株式会社ノジマは、株式会社ストリートホールディングス(以下、ストリートHD)の全株式を取得し、子会社化すると発表しました。取得価額は126億円で、2025年4月2日に株式譲渡を実行する予定です。

ノジマは、デジタル家電専門店の運営を中心に、キャリアショップ運営やインターネット事業、海外事業、金融事業などを展開しています。一方、ストリートHDは、ダイレクトマーケティング事業を中心に、デジタルマーケティングやDX支援、D2C事業などを手掛けています。

今回の買収について、ノジマは「ストリートHDのデジタルトランスフォーメーション事業により、効果的な広告を打つ機能を獲得できる」と説明しています。これにより、ノジマグループの販促活動の効率化を図るとともに、ダイレクトマーケティング事業を活用した広告活動の施策立案から効果分析までが可能になると期待を示しています。

ストリートHDの2024年2月期の連結業績は、売上高247億6400万円、営業利益4億5800万円、経常利益12億2600万円、親会社株主に帰属する当期純利益25億3300万円となっています。ノジマは本件株式取得による今期の業績予想への影響は軽微としていますが、中長期的にはシナジー効果による業績向上を見込んでいるものと考えられます。

ストリートHDのデジタルマーケティング力を掛け合わせることで、ノジマの顧客満足度向上が期待されます。今後は、統合プロセスをいかにスムーズに進めてシナジーを最大化できるかが鍵となり、ノジマグループの成長に注目が集まります。

《Commerce Innovation編集部》

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