株式会社ノジマは、パソコンメーカーのVAIO株式会社の発行済株式の約93%を取得し、子会社化することを2024年11月11日に発表しました。取得額は約112億円で、2025年1月6日に株式譲渡を完了する予定です。
ノジマは特別目的会社を通じて、VAIO株式の1.6%に相当する5,000株を直接取得するとともに、VAIOの株式91.4%を保有するVJホールディングス3株式会社の全株式を取得します。これにより、ノジマはVAIOの株式を直接・間接的に約93%保有することになります。
VAIOはソニーから独立した2014年以降、国内外でPC事業を展開しており、企画・設計から製造・販売、アフターサービスまでを一貫して行う体制が強みです。近年は特に法人向け分野に注力し、事業を拡大しています。
一方、ノジマはデジタル家電専門店の運営を中心に、キャリアショップ事業やインターネット事業、海外事業、金融事業など多角的に展開している企業です。今回の買収により、VAIOのブランド力と品質を維持しながら、両社の顧客基盤を活用した事業機会の創出・拡大や、ノジマグループの安定的な財務基盤を生かしたVAIOの財務戦略強化を図るとしています。
ノジマは、純国産PCメーカーとしてのVAIOの魅力を国内外の顧客に訴求し、グループの企業価値向上を目指すとのことです。今回のノジマによるVAIOの買収は、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、激しい競争環境下での生き残りを図る戦略と見られます。