株式会社大丸松坂屋百貨店が運営するファッションサブスクリプションサービス「AnotherADdress(アナザーアドレス)」は、専属スタイリストによるファッション相談サービスを試験的に導入すると発表しました。
AnotherADdressは、420を超えるデザイナーズブランドの中から自由に選んでレンタルできる百貨店業界初のファッションサブスクリプションサービスです。2023年3月からはメンズ向けサービスも開始し、事業を拡大しています。
新機能は、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP™」からスピンアウトした株式会社coordimateが開発したツール「coordimate(コーディメイト)」を活用したものです。
サービスの試験導入では、抽選で選ばれた一部のAnotherADdressプラン会員100名を対象に、2025年4月24日から約5ヶ月間、無料でサービスを提供します。本実験では、会員のニーズや市場の結果を分析・検証し、段階的にサービスの拡充を検討していきます。
利用者は専属のプロスタイリストとチャット上でリアルタイムに対話しながら、AnotherADdressのアイテム選びやファッション全般に関する相談が可能となります。4月14日より、申し込みサイト経由で受付を開始しました。

この新機能導入の背景には、「自分に似合う服を、自分1人では選べない」というユーザーの課題解決があります。プロスタイリストとの双方向のコミュニケーションにより、自身が言語化できていなかったファッションの悩みや理想を明確にし、実現したかった自分のスタイルを見つけることをサポートします。
何を選べばいいかわからないという悩みを解消して似合う服を見つける楽しさを提供するとともに、普段は選ばないような服にも目を向けられるような新たな視点を提供していくサービスです。
着こなしの難易度が高いハイブランドのレンタル前にスタイリストへ相談できることに加え、スタイル提案により、コーディネートのマンネリ解消も期待されています。AnotherADdressでは、百貨店に訪れたかのようなワンランク上のオンライン接客サービスの導入を目指すとしており、今回の「coordimate」導入により、ウェブでの洋服選び体験をさらにアップデートします。