青山商事株式会社は、オンラインショッピングの不安を解消するためのバーチャル試着サービスの機能を拡充しました。今回のアップデートにより、1度に2つのアイテムを組み合わせて試着できるようになりました。
オンライン試着サービスは2023年9月から導入しており、専用アプリを必要とせず、スマートフォンで気軽に試着を体験できるのが特徴です。株式会社Sally127が提供するバーチャル試着プラットフォームを活用しています。
青山商事によると、ECの利用者が増加する一方で、「オンラインだと自分に似合うか不安」という声があったといいます。そこで、自分のスマートフォンが試着室になるバーチャル試着サービスを導入しました。
これまでは1アイテムのみの試着に限られていましたが、今回のアップデートでアウターとインナーなど、異なる2つのアイテムを自由に組み合わせてリアルな試着が体験できるようになりました。ビジネスウエアなど複数のアイテムを組み合わせることの多い商品カテゴリーでの利便性が向上します。
さらに、あらかじめ撮影した自分の写真にも洋服を試着させることができるようになりました。移動中やカメラが使えないときでも気軽にバーチャル試着を体験できます。
青山商事EC事業部の笠原実紅氏は、「8割の方からポジティブな声をいただいております。今回のアップデートで、ビジネスウエアとの相性はさらによくなり、お客様がより楽しみながらオンラインショッピングをしていただけるようになりました」とコメントしています。
今回のサービスの拡充により、オンラインショッピングの課題の一つである「試着」の問題が解消され、より多くの消費者がECを利用しやすくなることが期待されます。デジタル化が進む中、青山商事の今後の機能拡充も注目を集めそうです。