株式会社トモズが、Lazuli株式会社が開発・提供するAI技術を活用したクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」を導入しました。社内共通で使用可能な基本商品マスタを整備するために、2024年9月より使用しています。
「Lazuli PDP」は、複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して管理し、データを活用しやすい形に整備、連携するためのクラウドサービスです。AIを活用して製品の特徴からメタタグの付与や関連付けを行い、情報をユーザーに提供します。導入すると、AIを活用して自動で収集した商品情報が使用できるようになり、人力での商品データ収集作業が不要となります。
トモズは首都圏を中心に252店舗のドラッグストアを展開し、オンラインショップも運営しています。商品マスタの整備には膨大な時間と労力がかかるため、これまで基本マスタの整備に着手できていませんでした。そこで、「Lazuli PDP」を採用し、ECへの活用のほか、レシート管理や店頭POP、商品発注、データ分析など、様々なデータの活用先に対して、それぞれに必要な商品データを収集、生成・加工し、社内共通で使用可能な商品マスタを構築していくことにしました。
トモズのDXへの取り組みは多岐にわたっており、アプリの導入、LINEによる処方箋受付、オンライン服薬指導、ECサイトの拡張などを進めてきました。今回の「Lazuli PDP」導入も、DXの取り組みの一環となります。本取り組みにより、トモズは商品情報管理の効率化と高度化を図り、顧客サービスの向上やビジネス戦略の強化につながることが期待されます。
Lazuliは、2020年7月に設立されたスタートアップです。AI技術を駆使し、世界中の商品情報を利用できるSaaS「Lazuli PDP」の開発・提供を進めており、製造業や小売業におけるサイロ化されたデータを統合・整備することで、DX推進を支援しています。2024年10月8日には、日本経済新聞社主催「生成AIサミット」のスタートアップコンテスト インパクトピッチのファイナリストに選出されたことを発表しており、今後の動向が注目されます。