生活協同組合ユーコープは、2025年3月より順次、店頭レジ袋をCO2排出実質ゼロのポリエチレン製袋への切り替えを進めていきます。新しいレジ袋は、株式会社イーアンドエスが提供する二酸化炭素削減素材「グリーンナノ」を添加し、さらにカーボンオフセットを実施することで、焼却時に発生するCO2を実質ゼロ化したものです。
ユーコープは環境対策に早くから取り組んでおり、1982年には全国の生協に先駆けてレジ袋有料化を開始しました。これは2020年に全国で施行されたレジ袋有料化よりも38年も前のことです。現在、店舗での買い物客のほとんどがマイバッグやマイバスケットを持参していますが、一定数のプラスチック製レジ袋は依然として必要とされています。
今回採用される新しいレジ袋は、廃棄・焼却される際に発生するCO2の実質ゼロ化を実現している製品です。通常、廃棄後には焼却されることの多いレジ袋において、環境対策を推進する選択肢となっています。新しいレジ袋の採用により、CO2排出量が年間約42.5トン削減される見込みです。
アイトスマシナリー社が製造し、イーアンドエスが販売する「グリーンナノ」は、プラスチック製品が焼却処理される際に発生する二酸化炭素を削減する添加剤です。この素材をレジ袋に添加し、さらにカーボンオフセット制度を活用することで、CO2排出量を実質ゼロとしています。
ユーコープの今回の取り組みは、小売業界における環境配慮の新たな基準となっていく可能性があります。2050 年のカーボンニュートラル化に向けて消費者側の環境意識が高まる中、より脱酸素化を推進する取り組みが多くの小売企業に波及していくことが期待されます。