株式会社ROMSは、提供するクラウド梱包アシストツール「梱包アシストAI」に、梱包作業と同時に出荷検品を行える「検品機能」を標準機能として追加したことを発表しました。追加の利用料なしで既存設備をそのまま活用でき、EC事業者や物流現場のさらなる業務効率化を支援します。
梱包と検品をワンステップに集約
「梱包アシストAI」はAIによる3Dパッキングシミュレーション技術を活用し、商品の最適な梱包資材サイズを自動で推奨するクラウドSaaSです。従来は梱包工程のみに対応していましたが、今回の検品機能追加により、作業者は梱包エリアで商品のバーコードをスキャンするだけで検品と梱包サイズ提示を同時に完了できるようになりました。
これまで物流DXの領域では、WMS(倉庫管理システム)による情報管理や大型マテハン設備による自動化が先行して普及してきましたが、「梱包」というプロセスは依然として現場スタッフの判断や熟練度に依存する部分が大きい状況でした。ROMSはこの課題をハードウェア投資なしのSaaSアプローチで解決する「クラウド梱包アシストツール」というカテゴリを推進しており、今回の機能追加はその延長線上に位置づけられます。
検品機能の主な特徴
新たに追加された検品機能は3つの特徴を持ちます。第一に、梱包と検品の同時進行による工数削減です。梱包エリアで商品バーコードをスキャンすると、AIが最適な梱包サイズを画面に提示すると同時に検品が完了するため、2つの工程を1ステップに集約できます。
第二に、機材の集約による省スペース化です。検品端末として別途タブレットやスキャナーを並べる必要がなく、「梱包アシストAI」が使用する既存のタブレットとスキャナーをそのまま検品端末として利用できます。作業台のスペースをより有効に活用できる点が現場にとって大きなメリットです。
第三に、追加費用ゼロの標準搭載です。本機能は標準機能として提供されるため、既存ユーザーはオプション費用なく利用できます。検品システムを未導入の現場でも手軽に出荷精度の向上を図ることができます。
AIによる梱包最適化で1件10~30円の配送料削減
「梱包アシストAI」は、商品名やJANコードからAIがサイズを自動推定するため、商品サイズマスタの事前登録が不要な点も特徴です。新商品の入れ替わりが激しい現場でも即日導入が可能で、「どの向きで、どの順番で入れるか」を3Dビジュアルで指示する機能により、新人作業者でも一定水準の梱包品質を担保できます。これまでの導入事例では1件あたり10~30円の配送料削減と梱包判断に関わる工数削減を実現しています。
ROMSは今後も、現場担当者の使いやすさを第一に「梱包アシストAI」の継続的なアップデートと機能拡充を進めていく方針です。なお、平和島ラボ(東京都大田区)では個別デモンストレーションの見学も受け付けています。

