株式会社kiwamiは、同社が提供する「xR Cast SupportPhone」を活用した従業員向け遠隔サポートを、ミニストップ株式会社が展開するコンビニエンスストア「ミニストップ」直営店200店舗にて開始したと発表しました。
本取り組みは、コンビニ業界初となるアバターによる店頭スタッフ向け遠隔サポートのテスト導入です。kiwamiでは、バーチャルキャラクターによる接客を「xR Cast」と名付け、法人向け3D動画プロモーション、遠隔接客、自動応対などを展開しています。
従来の電話やメール、チャットを用いたサポートセンターでは、問合せユーザーの問題箇所が特定しにくい課題がありました。「xR Cast SupportPhone」を用いることで、言葉で説明をしなくともオペレータが現地の機材トラブルなどの状況を直接読み取れるようになります。これにより、対応時間の大幅な短縮や解決率の向上を図ることが可能です。
同システムは、デジタル技術の扱いに苦手な方を対象にした設計となっています。携帯している業務用スマホやタブレットなどからアプリの登録なども不要に簡単に接続できるため、ネット環境と店舗にタブレット、オペレータ側はPC端末を用意するだけで運用を行うことができます。複雑なオペレーションを要することなく、最短1週間からリモート接客を開始することが可能です。
労働者人口の減少などが深刻な社会問題化する中、kiwamiは「遊び心を忘れない」をモットーに、接客が必要な領域での人員不足解決を目指しています。単に効率化するのではなく、AIや3Dホログラムなどの先進的なデジタル技術を活用した未来の店舗が、さらに楽しい場所であるよう、人間らしさを損なわない世界を目指すとしています。
小売業界では人手不足が深刻化する中、このようなデジタル技術を活用した業務支援システムの導入が今後さらに加速することが予想されます。