株式会社メルカリと、株式会社大黒屋は業務提携を発表しました。提携により、フリマアプリ「メルカリ」内の新サービスとして、「買取リクエスト」を2024年12月19日より提供開始しています。
新サービス「買取リクエスト」では、一般ユーザーが出品したブランド品等に対して、メルカリから買取リクエストが届き、大黒屋による査定金額をベースにした買取価格が提示されるものです。出品者がリクエスト価格での売却を希望する場合、通常の個人間取引と同様の流れで商品を発送し、メルカリ側で受け取った商品に問題がないと確認した後に買取が成立します。

大黒屋が査定を行っており、出品情報と商品が変わらないことが確認できれば、オンライン査定時点の価格でそのまま買取されるため、事前査定と実際の査定の差分が出ることもありません。手数料は個人間取引と同様で、出品者側が10%です。
本取り組みは、大黒屋が長年培った査定システムとメルカリのアプリシステムのAPI接続によって実現されました。出品者は「メルカリ」上の出品だけで、大黒屋の査定を受けられ、売却の選択肢が増えることになります。
大黒屋は創業77年の質屋と古物営業の伝統を持ち、その鑑定技術は業界内でも高く評価されています。近年は、グーグルビジョンAIによる即時査定が可能なLINEチャットボットシステムを開発しました。このAI査定技術と大黒屋が培ってきた画像認識システム、買取のERPを提供することで、既存企業との協業を検討してきました。
中古品市場は拡大傾向にあり、円安の影響で需要も高まっています。環境・社会に配慮した消費行動も広がっており、中古品へのニーズは増加すると予測されています。一方で、フリマアプリ等に出品しても売れ残る商品が存在し、廃棄または未使用のまま保管されている現状は、資源の有効活用の観点から改善の余地があります。

大黒屋は、スマートフォンで瞬時に資産価値を可視化する世界を目指しており、個人の資産価値を把握できれば、証券や不動産のように時計やバッグなどのブランド品の運用が可能になると想定しています。本取り組みにより、日本経済の循環とSDGsの実現に貢献していく考えです。
両社は、業務提携と「買取リクエスト」機能を通じて、これまで以上に中古商品が売れやすくなる市場と、日本中に眠る資産と日本経済の活性化を推進します。中古品の需要が高まる中での両社の新たな試みが、市場に与える影響が注視されます。