フェズと電通、データ連携でテレビCMなどによる店頭購買効果を可視化するソリューションを提供開始

・フェズのリテールメディアソリューション「Urumo Ads」と電通の「STADIA360」が連携
・テレビCMとデジタル広告の効果を店頭購買データと紐づけて可視化
・約1億ID分のID-POSデータとテレビ実視聴データを活用した効果測定が可能に

テクノロジー その他
フェズと電通、データ連携でテレビCMなどによる店頭購買効果を可視化するソリューションを提供開始
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株式会社フェズは、リテールメディアソリューション「Urumo Ads」において、株式会社電通が提供する統合マーケティングプラットフォーム「STADIA360」のテレビ実視聴データとの連携を開始したことを発表しました。

この連携により、ドラッグストアを中心とした小売店への配荷があるメーカーは、テレビCMとYouTubeにおけるデジタル広告を活用したマーケティング施策の店頭購買効果を可視化でき、費用対効果の最大化を図ることが可能になります。

原材料価格の高騰や消費行動の変化、顧客ニーズの多様化などを背景に、リテール事業者やメーカーはデータに基づく効果的な事業戦略の立案・実行が求められています。フェズは2022年11月に電通グループとの資本提携および電通プロモーションプラスとの業務提携を結び、約1億ID分のID-POSデータやリテールDXに関するナレッジと電通グループ各社のアセットを活用した新たなマーケティングソリューションの開発に取り組んできました。

今回の連携により提供するサービスには、3つの特長があります。1つ目は、国内最大規模のリテール横断データとテレビ実視聴データの連携です。「Urumo Ads」は複数のリテール事業者とのパートナーシップにより約1億ID分のID-POSデータと連携し、購買データや店頭データなどを管理・分析する国内最大規模のリテールデータプラットフォーム「Urumo」をベースとしています。テレビCMとデジタル広告の視聴データに加え、購買データを掛け合わせることで、各種施策の効果測定を実現します。

2つ目は、媒体接触パターン別に購買リフトや新規購買率の効果検証が可能になることです。テレビCMやデジタル広告の視聴有無、テレビCMとデジタル広告の重複視聴など、媒体接触パターンごとに購買率や新規購買率の変動を検証できるようになります。

3つ目として、認知獲得から店頭での実購買まで、オンラインとオフラインを統合した最適なマーケティング施策の実現が挙げられます。データと効果検証機能を活用してマーケティング施策のPDCAを回すことで、媒体ごとの広告予算投下配分の最適化や、購買率・新規購買率の向上を図ることができます。

小売業界では消費者行動の変化に対応するため、データ活用による効果的なマーケティングがますます重要になっています。今回の連携により、テレビCMから店頭購買までの一連の消費者行動を可視化できるようになり、効率的な広告投資と販促施策の立案が可能になるでしょう。

《Commerce Innovation編集部》

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