SHOPLIST株式会社が運営するファッション通販サイト「Shoplist」は、次世代コマース向けAI判定プラットフォームを提供するForter, Inc.(本社:米国ニューヨーク州)のソリューション「Forter Fraud Management」および「Forter Payment Optimization」を導入し、本格運用を開始したと発表しました。
導入の背景:3Dセキュア義務化と不正対策の課題
Shoplistではこれまで、巧妙化する不正手口への対応とチャージバックの増加が長年の課題となっていました。従来はルールベースのツールと月間60~90時間に及ぶ手作業の目視チェックで対応していましたが、夜間監視の人件費や攻撃パターンに合わせたマニュアル更新の工数、業務の属人化が現場を圧迫していたといいます。加えて、2025年3月までに予定されていた「3Dセキュアの導入義務化」への対応が急務となる中、セキュリティを担保しながらカゴ落ちを防いでコンバージョン率を維持・向上させることが大きな経営課題となっていました。
ForterのAIがリスクを判断、必要時のみ認証要求
Forterを採用した主な理由として、SHOPLISTは三点を挙げています。一点目は「コンバージョン最大化の仕組み」です。全取引に一律で3Dセキュアを適用するのではなく、ForterのAIがリスクを判断して必要な場合にのみ認証を求めることで、決済画面からの離脱を最小限に抑えられます。二点目は「目視チェックの完全不要化」で、チェック作業だけでなく付随する関連業務まで含めたコスト削減の確信が得られたことです。三点目は「情報量とネットワークへの信頼」で、四半期開催の「Forter Meetup」などを通じた不正対策ノウハウの共有体制が評価されました。
導入後の効果:チャージバックゼロも3か月連続達成
Forter導入後、SHOPLISTは具体的な成果を上げています。まず、不正率の平均値が導入前の20分の1以下に抑制されました。2025年後半には3か月連続でチャージバックゼロも達成しています。さらに、月間最大90時間かかっていた目視チェックの工数がほぼゼロ時間に削減され、現場担当者が「不正対策業務の存在を忘れるほど」スムーズな運用が実現したといいます。また、3Dセキュアの「パターン①の運用」を採用したことで、決済時のフリクションを減らしつつ顧客体験の向上も達成しています。
SHOPLIST カスタマーサービスチームリーダーの前田朱里氏は「毎日の悩みのタネだった目視チェックから完全に解放され、セキュリティを強化しながら決済画面での離脱も防ぐことができた」とコメントしています。Forterは現在、ASICS・BEAMS・SHIPS・ZOZOなど国内大手を含む40万社以上に導入されており、累計2兆ドル以上の決済判定実績があります。

